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週刊・授業改善エッセイ
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 帝京平成大学 FD 委員会副委員長 : 和泉 孝志

 公開研究授業の振り返りアンケートより

本学では公開研究授業を実施しており、教員は毎年1回以上の授業を公開し、また前期・後期に各2つ以上の授業を参観して、感想やコメント(実施者アンケート、参観者アンケート)を送って授業改善に役立てている。今までは公開期間終了後に合評会を行い、意見や感想を述べ合っていたが、参加者は必ずしも多くなくコロナ感染状況も考慮して、池袋キャンパスでは合評会の代わりに、より詳細な振り返りアンケートを行った。
 2022年6月13日〜7月8日に78科目の公開研究授業が池袋キャンパスにおいて実施され、うち72科目で延べ267名の参観者(1〜15名、平均3.7名/科目)があった。延べ237科目分の参観者アンケート、および61名分の実施者アンケートの回答があった。振り返りアンケートでは参観者58名(池袋キャンパス専任教員の38.4%)から回答があった。その全てを紹介するスペースはないが、私が選んだキーワードと共に概略を紹介したい。

問1 自分の授業に取り入れたいと思う点があったか
 ある45(77%) 、どちらともいえない12(21%) 、ない1(2%)
問2 問1で「ある」と回答した方:具体的にどのような点を取り入れたいと思うか
 回答45(内訳:授業の内容・進め方33、スライド・配布資料の工夫10、着席の工夫2)
 キーワード:アクティブラーニング、ロールプレイ、グループワーク、授業アンケート・小テスト・レポート・動画の活用
問3 授業の内容・進め方・スライド・配布資料等で「良い」 と感じた点
 回答45(内訳:授業の内容・進め方23、スライド・配布資料の工夫22)
 キーワード:学生への対応(発表させる、全員に発言させる、一人一人の名前を呼ぶ)、時間をかけた復習、事前資料の宿題化、スライドの工夫(リアル、視覚的、シンプルな構成)、記入式・穴埋め式の配布資料、診療現場・体験を伝える、資格試験の過去問の提示
問4 「改善した方がいいのでは」と感じた点
 回答22(教室の規模・装備品、座席の偏り、学生と視線を合わせない、学生のスマホ*いじり・内職・ゲーム・私語への注意をしない)
 *スマホを授業時間内小テスト等で積極的に活用している授業も多い
問5 公開研究授業の実施方法に対する意見・提案
 回答40(特になし・現状のまま31、何らかの提案9;時期、曜日や時限の偏りの指摘)

 私が本学に赴任して4年が経った。公開研究授業に参加することで様々な授業の工夫を知り、また自分の授業を振り返る良い機会にもなっている。後期には前期以上の公開研究授業が行われる予定である。前期の経験をもとに、さらに実りある取り組みになることを期待している。
            

   
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