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 山形大学 松坂 暢浩
 

「インターンシップ」における新たな取り組み

山形大学では多くの学部でインターンシップ(就業体験)を導入しており、様々な企業や団体での活動に参加することで単位認定を受けることができます。これは本学の教育目的に則り、インターンシップを通じて、学習意欲と就職に対する意識を一段と高め、実社会で必要とされる職業意識、自立心と責任感を育成し、実践する能力を育成することを目的としています。

皆様もご存じのように、平成9年に当時の文部省、通商産業省、労働省において、インターンシップのより一層の推進と共通した基本的認識や推進方策を図るために「インターンシップの推進に当たっての基本的な考え方」が取りまとめられました。しかし社会環境の変化や就職開始時期の変更に伴い、今年4月に15年ぶりに変更がありました。そのなかに、 大学等及び学生にとってのインターンシップの意義について、1)キャリア教育・専門教育としての意義、2)教育内容・方法の改善・充実、3)高い職業意識の育成、4)自主性・独創性のある人材の育成の4つを上げ、大学において積極的に推進していくことが望ましいと述べています。

現在、キャリアサポートセンターでは、3年生をメインとしたインターンシップを行っていますが、今年から、早期から社会との接点を持ち、「いかに働くか?」そのために「いかに大学で学ぶか?」を考えるきっかけとして、1年生を対象に「低学年インターンシップ」の授業を新たに開講しました。

内容は、講義と合わせて地域で活躍している中小企業へインターンシップ実習に参加するものになります。期間は3日間と短期間になりますが、インターンシップ実習先の中小企業で働く経営者や社員の皆様と同じ環境に身を置き、働く人たちの「想い」に直接触れることで、中小企業に対する理解を深め、自分にとって働くとは何かを言葉にできるようになることを目指しています。

 そのため、特に「熱い想い」をもつ経営者の下で学ぶことができるように、本学で連携講座を担当いただいている山形県中小企業家同友会加盟企業の皆様にご協力をお願いしております。授業の打ち合わせに行く度に、社長の皆様の地域への熱い想いや人材育成の考え方に触れることができ、私自身も大変刺激を受けています。

  初年度ということもあり、11社へ20名を派遣する形になっておりますが、今後も多くの学生が山形の中小企業で学んでもらえるように、受け入れ先の拡大や実習プログラムのブラッシュアップに取り組んでいきたいと考えております。

   
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