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特色ある教育の開発、教育力の向上をめざして

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 東日本国際大学 竹内 茂
 

「本学のゼミ教育の運営状況」

本学は、面倒見の良い大学として、人間力の形成に重点を置いた教育を目指し実践しております。 教員スタッフが一丸となって学生たちに向き合い、学生たちとともに歩んできた成果が就職内定率を常に高い水準で維持し続けていると思っております。

特に力を注いでいるのは、1年次、2年次、3年次、4年次と続くゼミ教育です。

春学期が始まると、ゼミにおいては、履修登録指導、学習ポートフォリオ指導行い、春学期中間時には授業出席状況表をもとに授業出席指導を行っております。出席不良者は学生委員会・教務委員会等の教員による学生面談を実施し、学生面談の状況をゼミ担当教員に伝達し、ゼミ指導に反映しております。一方、科目毎の授業では、この頃に行われる教員間の授業訪問(1教員3科目)を実施して、授業訪問して気付いた点、改善すべき点をお互いに情報交換して授業改善に努めております。春学期終了時には、学生による授業評価アンケートを実施してアンケート結果を次年以降の授業に反映するように努力しております。こうした運営を春学期、秋学期を通して行い、年次終了時には、ゼミ学生の活動状況を学生記録に入力して、次年のゼミ教員に引き継ぐような運営を行っております。


このような運営を満たすために、独自でシステム開発し運営を行っております。

1)出席状況システムでは、授業は科目毎に出席状況を入力し、学生毎に時間割のように出力されます。学生の出席状況は、ゼミ毎や部活毎に出力され、ゼミ教員だけでなく、部活の顧問教員から指導するように運営しております。

2)学習ポートフォリオシステムは、教務委員会から各学生にメール配信され、学生は配信された学習ポートフォリオに履修科目、科目毎に到達目標を入力して教務委員会に返信することで提出されたことになる。提出された学習ポートフォリオは、ゼミ毎に整理されゼミ教員が閲覧し指導するように整えられている。また、提出された学習ポートフォリオは、履修科目毎にも整理され、科目担当教員は、どの学生はどのような到達目標を持って授業に臨んでいるかを把握して授業運営に生かしております。また、学習ポートフォリオシステムでは、ゼミ毎に提出状況を把握しており、ゼミ教員にはその情報を公開し、学生に学習ポートフォリオ提出指導にあたっている。

3)学生記録管理システムは、1年次からゼミ運営で学生を指導しているので、次年に担当する教員に学生の生活状況や特記する申し送り事項を入力して引き継ぐように運営をしております。3年次に初めて担当する学生も学生記録を見ることで状況把握ができるようになっている。今後は、学生面談記録もここに反映していく計画でいる。


こうしたゼミ運営でもいくつかの問題をかかえております。

1)ゼミ運営はゼミ教員に委ねるところが多く、ゼミ教員による指導の温度差が発生している。

2)学生はメールで配信された学習ポートフォリオファイル(Excel)を保存し、学習ポートフォリオファイル(Excel)を開き、履修科目と到達目標を入力して保存し、そのファイルをメールに添付して提出する一連の操作を出来ない学生もいるのでゼミでの指導に苦慮している。


こうした問題を解決しつつ、更なるゼミ教育の運営を図っている状況です。

 

 

 

   
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