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週刊・授業改善エッセイ
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鈴木 裕行 東北生活文化大学・同短期大学部  
   (FD委員会委員長)  


 この4月より本学のFD委員会委員長を務めております。これまでは数年前から本学のFD活動として実施されている授業改善アンケート、教員セミナーや公開授業に一介の教員として参加して、その都度持った問題意識を今後の活動に生かしたいと考えています。
 授業改善アンケートでは、学生からの回答結果を受けた各教員はそれぞれに考察し、それを集計結果とともに報告書として公表する、というシステムを採っています。これによって各教員は自分の授業の長所・短所をある程度把握できますが、このままでは授業改善の工夫は個々の教員のレベルで止まっています。学生がどのような授業を面白いと思うか、不満を持つか、また授業の問題解決の手法には、多くの授業に共通する普遍的なものがあるはずです。そういった点の各授業にまたがった分析、改善手法の開発とその共有化のシステムづくりが今後の課題だと思っています。
 授業公開は昨年度から始まったばかりで、まだ実施方法を試行錯誤している段階ですが、現時点でも参加してみて、やはり有意義との感を深く持ちます。自分の授業を公開することは、同業者に見られて恥ずかしくないレベルの授業をしなければならない、というプレッシャーになるし、他人の授業を聴講すると考えつかないような授業の進め方・アイデアに出会えたり、自分の授業とも共通するような問題点を見出したりします。今年度からは全教員、年に1回以上公開を目標としました。
 教員セミナーでは、今年度から全教員参加(といっても本学は小規模なので50人程度)で各自の研究内容紹介をすることにして、2年間で全教員が1回は発表できるよう計画しました。最初はFD委員からスタートしましたが、実際にやってみるとなかなか面白い。他学科の教員同士は普段学内で顔を合わせていても、やっている研究の中身はほとんどわからないものですが、畑違いにもわかるように噛み砕いて説明してもらえると大変興味が持て、その人の新たな一面を発見する思いです。
 これ以外にも、新入生の基礎学力・基礎能力の補充への対応や、学生参加のFD企画の実施等、課題はいろいろあり、学科を超えて知恵を出し合い、共通のノウハウを共有する仕組みづくりが重要と考えているところです。


   
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