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特色ある教育の開発、教育力の向上をめざして

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あっとおどろく大学事務NG集
 
 

青森中央短期大学 大沢 陽子  
(幼児保育学科 学科長)

 本学は、今年で開学40周年を迎えることになった。幼児保育学科の卒業生が教育・保育・介護の分野で活躍し、その子弟が親と同様な専門職を目指し入学して来る昨今、建学の精神や教育理念が理解され評価されているという感触を覚える一方、さらにこれからの社会や時代のニーズに応えるべき力、すなわち総合的な人間力が備わった質の高い保育者養成をしなければならないと認識している。端的に言うと教員がいかにして2年間で学生に専門的知識や技術を身につけ育てていくかであり、必然的に学力不足や諸問題に対しても真摯に取り組み、常に学生のためにという熱意と誠意を持ってあたらなければならない。
 短大で保育士課程のある学科の専任教員は多忙であることを多くの方々から聞きながらも多くの短大では積極的にFD活動を実践され、その活動事例はとても参考になり刺激を受けている。本学では、年に二度ほど短大全学科(食物、幼保、看護、福祉専攻)のFD研修会が開催され、併設の四年制大学との合同FD研修、そして幼児保育学科のFD研修を年3回程度実施している。『質の高い保育者養成のために』という大テーマの下、「実習に関する実習評価について」、「基礎技能科目を主とする演習・実技系授業の概要と今後の課題」、「実習事後指導の取り組みについて」などを取り組んできた結果、少しずつ肩の力を抜きながら意見交換ができる雰囲気が醸し出されるようになってきた。若手教員の斬新な発想や考えや、各専門分野からの意見や情報提供により徐々に研修の深まりを感じている。今年度一回目の研修は、「実習指導からみえてきた課題」から学生の指導案、指導計画の作成の弱点についてであった。これに対しては、実習担当者が保育内容を担当する教員と連携し改善の一方法として、特別プログラムを企画し実施することにより少しずつその成果が表れている。何かしら以前の学生とは異なる質の変化が感じられるが「保育者になりたい」という学生の夢の実現を支えていくために、学科FD活動を通して教育力の向上を目指していきたい。
   
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