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国際武道大学 木村寿一
(体育学部)

 私は2010年4月より、本学のFD委員になりました。右も左も分からないまま、初めての委員会に出席して、「このFD活動が何を目的に飛び立って、何処を目標に着陸するのかを教えてください」と質問したことを覚えています。その後、6月に法政大学で開催されたFD推進会議に参加させていただきました。その時は、キャリア教育の話がテーマの中心だったように記憶しています。様々な大学の教職員の方々とお話をさせていただき、少しずつFDの役割について理解することができました。(今迄があまりにも認識不足でした)
 FD委員になり半年が過ぎて分かったのは、この活動には到着点が無いこと。「学生達を世の中で役に立つ人材として育成し社会に送り出すこと」を目標に飛び立ち、社会や学生の変化に伴って、大学の教育・職場の環境を整備・改善するために飛び続ける。時には何処かに立ち寄って(FD推進会議のような会合に出席して)これまでの航路を振り返り、そしてまた飛び立つ。(今思えば、バカな質問だったな〜)
 今までにスポーツの世界で目標に向かって努力して、達成できたといっては喜んで、残念な結果には悔しがって、ある程度の区切りの中で最後は「お疲れ様〜!!」と杯を酌み交わす。(殆ど飲めませんが・・・)こんな生活をしてきた私には、なかなか複雑な委員会に配属されたと感じます。
 本学では、学生による授業評価アンケートや公開授業、また、研究分野の異なる教員同士のプロジェクト研究が実施されるなど、FDに関連した活動に取り組んでいます。一方、GPA制度や学生FD等は、これから導入が期待されている取り組みとして検討中です。
 この様な新しい取り組みを始めるにあたり心配なのが、職員と教員の足並みです。職員の方々は、日頃から大学運営においてミスの許されない業務に携わっています。一方、私は研究と称して「失敗は成功のもと」よろしく、様々な活動にチャレンジさせてもらえます。同じ組織にいながら相反するかのような業務(私のは業務?)に携わっている人々が、「学生教育」や「キャリア支援」を合言葉に、どの様に一致団結できるのか。情報の共有化やお互いの職務の理解は勿論のこと、皆が目標に向かって足並みを揃えるためのプラスαを模索しつつ、いつか充実感や満足感を持って、「お疲れ様〜!!」とFDに関わった全ての人達と、杯を酌み交わせる時期がくるといいな〜と思います。(でも、殆ど飲めませんが・・・)

   
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