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 会津大学  趙 強福
 

 本学では、平成21年6月1日に会津大学ファカルティ・ディベロップメント推進委員会を設置し、それから約1年半、FDネットワーク"つばさ"及び参加されている各校の取組みから多くを学ばせていただきつつ、様々なFDの取組みを展開しているところです。
 主に取り組んできたものとしては、シラバスの改善、学生による授業評価の実施、学生FD会議や会津大学教職員のためのFD講演会の開催、ディプロマ・ポリシー策定検討など、枚挙に暇がありません。
 一方で、これらの取組みが具体的にどう授業改善に結びついたかと考えると、残念ながらいずれの取組みについてもまだまだ明確な因果関係を見出すのは難しいというのが現状です。  これからの本学にとっての課題は、FDを議論するに当たりよく言われていることですが、やはり「FDの実質化」にあると考えています。FD活動を実施したことが授業改善に役立っているのだということを第三者に対して示すことができるようにならなければ、大学としての説明責任を果たしたことにはならないでしょう。
 企業の事業活動改善によく用いられるPDCAサイクルという考え方があります。Plan(計画)、Do(実施)、Check(確認)、Action(改善)というサイクルを通じて、活動改善の好循環を作るというものですが、FDも大学の授業が効果的なPDCAサイクルを進めていく手段としてとらえていくべきではないかと思っております。
 各教員がよい授業を実施したいと活動しているときに、Planの段階での組織による助言(FDハンドブックの作成、シラバス作成へのアドバイス等)やCheckの段階での客観的な意見を聞くことができる場(授業評価、教員間授業公開等)を提供するという明確な位置づけを意識していくということです。
 今まで行ってきた数多くの取組みについて、ひとつひとつ、それらがどのように授業改善へとつながったのか検証し、FD活動から授業改善への流れを確立することに力点を置く時期が本学にもやってきたのだなと感じております。

   
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