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 桜の聖母短期大学  三瓶 千香子
 (桜の聖母生涯学習センター センター長補佐)
 


 皆様、ごきげんよう。福島市の桜の聖母短期大学教員の三瓶千香子と申します。今、「教員」と書きましたが、専門は短期大学に附設している「桜の聖母生涯学習センター」(以下、センター)の生涯学習プログラマーといった方が、より私自身の日常を表現しているような気がします。
 当センターは、年間に200以上の生涯学習公開講座を正月・お盆・日曜祝日以外は、毎日開講しています。しかも昼夜問わずです。スタッフ数は3名。専任教員1人に兼務職員2名。毎年1900名の受講生が地域から足を運んで下さっています。それどころか、独立採算制です。毎月の月報をみて、赤字か黒字か、どこにコストをかけるべきか・・・という教育機関の中では独特な企業的空気感を醸し出している部署です。どうしてそんなにプログラム企画数が発想できるのか、なぜこの少人数で運営できているのか、学内ではどのようなポジションとして捉えられているのか・・・などなど、あちこちの大学から質問がきます。
 私がお答えするのは「創始者の思想に立っているからです」という一言だけです。いわゆる建学の精神です。本学の建学原点は、マルグリット・ブールジョワという修道女が、カナダの教育を受けられない女性へ家政教育を施したところにあります。いわば「成人教育」がスタートなのです。ならば、本学も地域の成人教育の拠点となって行動する必要性があります。学生ばかりが学習者とは限りません。本来の学習者は、心からの知的好奇心を持っている方々も含まれます。この方々の「知りたい」「学びたい」から「よりよく生きたい」という欲求までをいかに満たすことが出来るか・・・これが大学の使命だと思っています。
 毎年の200以上の生涯学習プログラムは、実は1年前から提案されている400以上の生涯学習プログラムから1年前の夏に精選されて、本格的に企画化されていきます。今年も2012年度に向けてのプログラミング時期を迎えました。「この開放講座で本当に人を救えるか、満足させられるか、地域の知の拠点になれるか」を基準軸として、スタッフの話し合いが始まります。

   
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