お知らせお知らせ

お知らせイメージお知らせイメージ

ホーム > 基金による事業 > 新型コロナウィルス感染拡大に伴う経済的困窮学生支援のための緊急募金のご報告


新型コロナウィルス感染拡大に伴う

経済的困窮学生支援のための緊急募金のご報告

コロナ禍で経済的に困窮する学生に対して多大なご支援を賜り誠にありがとうございました。山形大学の学生・教職員を代表しまして、改めて御礼申し上げます。

本学では前期授業の大半をオンラインで実施しましたが、人影が少ないキャンパスは寂しいものがありました。山形県では感染者が少ない状況であるため、10月からは様々な感染防止対策を講じながら対面授業を行っております。学生がキャンパスに戻って、サークル活動も再開され、今は大学全体に活気が満ちています。

学生の経済的支援については、「新型コロナウイルス感染症拡大に伴う山形大学修学支援事業学生支援奨学金」として231名の学生に23,100千円を貸与することができました。また、「前期分授業料納付困難学生への修学支援」としては、 164名の学生に14,466,600円を給付することができました。後期分についても同程度の給付を行う予定です。さらに、後期授業開始にあたって、新たに「学生生活給付金」として、困窮している学生に一律3,000円の電子マネーを支給することとしました。詳細については、下記「緊急募金活用報告(2020年9月30日現在)」をご覧ください。

コロナ禍は、私たちにとって、大学教育が何かを改めて考え直す大きな機会となりました。対面授業の再開には、学内外から賛否両論が寄せられましたが、face to faceで形成される学生同士のつながりや学生と教職員の交流は、大学の学びにおいて欠くことができないと考えています。一方、オンライン授業にも教育手段として優れた点があります。これからは、対面授業とオンライン授業のそれぞれの良さを活用したwithコロナの新たな大学教育を行っていきたいと考えています。

山形大学では今後も感染防止に努めながら、大学の使命である教育と研究を着実に行ってまいります。附属病院も各医療機関の皆様と同様に厳しい状況を克服しながら医療を続けております。皆様のご支援とご期待に応えるために一層努力してまいりますので、どうか宜しくお願い申し上げます。

                                山形大学学長 玉手英利

緊急募金活用報告

2020年9月30日までの報告
・「新型コロナウイルス感染症拡大に伴う山形大学修学支援事業学生支援奨学金」貸与  231人
                                       23,100,000円

・前期分授業料納付困難学生への修学支援 給付            164人  14,466,600円

学生からのメッセージ

この度は、新型コロナウイルス感染拡大に伴う修学支援金に募金していただき、誠にありがとうございます。
アルバイトも決まらず、生活に不安を抱えていましたが、支援金をいただいたことで、心にゆとりができ、勉学に励むことができました。
今回、多くの方に支えられたことを忘れず、残りの学生生活を送りたいと思います。
本当にありがとうございました。                        工学部2年生

基金事務室から

4月30日からの「緊急募金」につきましては、上記のとおり多くのご寄付を賜り、誠にありがとうございます。「山形大学基金」としては、3ヶ月あまりで昨年度1年間の寄付額を上回り、本学学生を想う皆さまのお気持ちに強く感激しております。重ねて御礼申し上げます。収束の見えないコロナ禍ですが、学生の学びを止めないためにも引き続きのご支援をお願い申し上げます。
                             山形大学基金事務室長 樋口浩朗