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第6回学長特別講演会「山形から世界に、世界を山形に」を開催しました(10/11)

掲載日:2016.10.14

 山形大学の使命「地域創生」「次世代形成」「多文化共生」を学内外に発信するため、山形大学では昨年から学長特別講演会シリーズを開催しています。10月11日、第6回講演会を小白川キャンパスで行いました。講演会には一般市民、学生、教職員が参加。講師に石川博紳氏(三井物産株式会社顧問)を迎え、「山形から世界に、世界を山形に」のテーマで講演いただきました。

 三井物産に入社後、オイルトレーダーとしてシンガポールやロサンゼルスなど海外勤務を経験、また今年3月までは専務執行役員三井物産株式会社ヨーロッパ社長として、ロンドンで活躍された石川氏。イギリス生活で感じた、文化や所作における日本との違いを取り上げ、世界各国を移動する際に文化間の"スイッチ"を切り替えていることを紹介しました。その一方で、「自国文化の発展にはそれぞれの文化の良い点を取り入れることが重要。文化の差を埋める考え方・視野を持ち、その考えを周囲に発信することで変化やインパクトが生まれる」と"山形から世界に"与える影響について話しました。

 影響を与える・伝える方法として、最も力強く参加者へ伝えたのが「まずは手を上げること」。国際的イベントである、世界経済フォーラム「ダボス会議」を例に挙げ、「グローバルな場であればあるほど、手を上げ発言しないと何も起こらない。日本人が苦手とする部分だが、手を上げれば存在を知ってもらえるし、こちらも人を知ることができる」と述べ、シンプルかつ重要なメッセージに、参加者は聞き入っている様子でした。

 講演は、人材育成プログラムや大学ランキング、各国における教育産業の伸びなど、多様な分野からグローバルな観点で展開。講演後の小山学長との対談では、「世界から見た日本の所作」や「国立大学と養育産業の結びつき」について講演内容を振り返りながら、意見交換が行われました。参加者との質疑応答では、学生を中心に活発に意見が寄せられる中、「石川さんから見た、山形大学の基盤力・魅力について」との質問に対し、石川氏は、「各教員が取り組む、特色のある最先端研究が大学にきちんとあること、また地域と一体になって教育・研究に取り組んでいること」と回答。"山形から世界に、世界を山形に"、各参加者だけでなく、大学全体としても今後の活動へのヒントが多く詰まった講演会となりました。

挨拶する小山学長の画像
挨拶する小山学長

講演を行った石川博紳氏の画像
講演を行った石川博紳氏

進行を務めた土井特任教授の画像
進行を務めた土井特任教授

対談中の様子の画像
対談中の様子

学生を中心に質問が寄せられましたの画像
学生を中心に質問が寄せられました

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