ホーム > 新着情報:プレスリリース > 2021年05月 > 学長定例記者会見を開催しました(5/13) > 2021年度JT「SDGs貢献プロジェクト」に採択
掲載日:2021.05.13
本学が全学を挙げて取り組んでいるSDGs推進活動が、日本たばこ産業(JT)が実施する2021年度JT「SDGs貢献プロジェクト」に採択されました。このプロジェクトは、「格差是正」、「災害分野」、「環境保全」に取り組む団体の事業を支援するもので、山形大学では初めての申請・採択となります(助成期間は令和3年5月から令和4年4月までの1年間、助成金150万円)。事業名は「SDGsビジネスプランコンテストによる事業化支援および学生SDGsプロジェクトコンテストによる活動支援」。本学が行っている、起業家育成講座「EDGE-NEXT起業家育成プログラム」と、学生活動プロジェクトコンテスト「山大生の活動支援プロジェクト」において、YU-SDGsパートナーであるJT山形支店様とのパートナーシップにより、地域のSDGsをさらにempower!します。
次世代の社会を担う若者に対して、SDGsに貢献できる活動を支援することで、直接的な効果はもとより地域の意識変化を促す効果が期待されます。
詳しくはこちら(プレスリリース)をご覧ください。
日時:令和3年5月13日(木)10:30- 本学法人本部第二会議室 (本会見の直前に実施)
⇒JT山形支店の墨(すみ)谷(や)健二(けんじ)支店長様から玉手英利学長へ助成金交付書を手交いただきました。
交付式の様子はこちらから。
昨今の大きな社会問題である「少子高齢化」「人口減少」は、山形県においても顕著であり、自然減少に加え進学・就職時における若者の県外転出などにより人口減少が続いている。さらに人口減少の進行により、生産活動の低下、支え合いなどの地域コミュニティの弱体化といった様々な影響が懸念されている。
山形大学では、将来の社会の担い手となる若者に対し、イノベーションを起こし地方活性化を自らが体現するための教育に積極的に取り組んでおり、2017年(平成29年)からは早稲田大学と連携した「次世代アントレプレナー(起業家)育成事業」を開始し、自らがビジネスプランを構築・起業を目指す学生を育成してきた。2021年2月現在で、学生起業4社が設立された実績がある。しかし、ビジネスプラン事業化にはスタートアップ資金が必要な場合が多く、公的資金で運用する国立大学としては金銭的な支援が不可能であるため、さらなる事業化の促進のためには民間資金等のスポンサードによる支援が切望されている状況にある。
また、主に学生サークル等を対象とした地域貢献活動へのプロジェクト支援を継続して行っており、さらなる支援によって一層の活動の活性化が期待できる。
本学では、昨年7月の「YU empowering with SDGs」宣言及び8月の「山形県、山形大学及び山形新聞社によるSDGsの推進に向けた共同宣言」により、社会の持続可能な発展に向けた地域の取組を積極的にempower!し、「YU-SDGsパートナー」として20以上の企業・自治体・教育機関・政府機関等と協働しています。
今回の助成金採択は、YU-SDGsとして初の助成金採択であり、これにより、従来からSDGsに貢献している本学の起業家育成プログラムと学生活動支援プロジェクトを費用面から支援することが可能となりました。今後は、県内企業等を中心にさらなるパートナーシップの拡大と深化を図り、SDGsの各目標の達成に貢献してまいります。