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なか東北連携による地域日本語教育専門人材養成協定式を開催します

掲載日:2022.02.18

 本件のポイント

  • 山形、岩手、秋田の7団体で連携して地域の日本語教育専門人材を養成し、3県の地域日本語教育の充実と体制整備に資することを目的として連携協定を締結する。
  • 昨今の技能実習生など外国人の増加に伴い、日本語教育専門人材の養成・研修は全国で行われているが各県をこえて連携するのは、全国でもきわめて珍しい取り組み。

概要

 山形大学学士課程基盤教育機構、山形市国際交流協会、特定非営利活動法人ヤマガタヤポニカ、岩手大学国際教育センター、公益財団法人岩手県国際交流協会、国際教養大学専門職大学院グローバル・コミュニケーション実践研究科、公益財団法人秋田県国際交流協会の7者は地域で日本語教育専門人材の養成をおこない、地域日本語教育の充実と体制整備に資することを目的として連携協定を締結します。下記のとおり協定締結式を行います。

日 時 令和4年2月28日(月)10:00-10:30
会 場 山形大学小白川キャンパス 基盤教育1号館1階 第1会議室 
    ※岩手会場、秋田会場とオンライン中継

詳しくはこちら(プレスリリース資料)をご覧ください。

連携協定の背景

山形県における日本語教育環境の問題
 日本語教育環境が未整備である。県内に日本語学校がなく日本語教師も少なく専門人材を継続的に養成し派遣する体制もない。現状は、日本語学習支援はボランティアによるものになっており、携わるボランティアの高齢化は、全国的な問題で、その学習支援も継続性が不透明であり、教育の質保証が担保される専門人材の養成が急務である。

日本語教育の取り組むべき課題
(1)外国出身者に対する日本語教育を受ける機会の確保
(2)外国出身者に対する日本語教育の質保証
(3)日本語教育の必要性の認識を社会全体で共有すること

今後の展望

 「なか東北」の3県で連携し、充実した日本語教育専門人材の養成講座を開講する。さらに講座修了者を各地域の日本語教育体制に取り込むことを目指す。また「質の保証を伴う日本語教育」を提供する専門人材が、地域で継続的に育成を行う、地域日本語教育専門人材のネットワークを構築して、地域日本語教育の必要性、専門性に対する社会的認知度を高め専門人材の普及啓発を図る。

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