ホーム > 新着情報:プレスリリース > 2022年05月 > 学長定例記者会見を開催しました(5/12) > 頭頸部腫瘍に対する重粒子線治療の開始について
掲載日:2022.05.12
山形大学では山形大学医学部東日本重粒子センターにおいて、2021年2月25日から水平照射室において前立腺癌の重粒子線治療を開始し、300名以上の方に重粒子線治療を提供してきました。
このたび、2022年5月17日より回転ガントリー室の頭頸部腫瘍に対する治療が開始となりますので、状況をお知らせします。
1.回転ガントリー室の準備状況について
・現在、360度中、左右水平から上方の30度刻み(7角度)が治療利用可能となりました。
・すでに1名の患者さんの準備は完了しており5月17日より治療が開始されます。
2.受入可能な頭頸部腫瘍リスト(すべて保険適用)
上記について、頭頸部に限局した「未治療の病変」「治療後の再発病変」「手術後の明らかな残存病変」が治療対象となります。なお「遠隔転移がある場合(長期予後が期待できる腺様嚢胞癌の無症状肺転移を除く)」「広範なリンパ節転移がある場合」は治療対象となりません。
3.紹介受入
本日より山形大学医学部附属病院では地域医療連携センターで、紹介の外来予約を受け付けます。こちら(山形大学医学部附属病院地域連携センターHP)をご覧ください。