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小野寺教授が文部科学省アントレプレナーシップ推進大使に就任

掲載日:2025.10.02

本件のポイント

  • 全国の小・中学校、高等学校等でアントレプレナーシップに関する講義や授業を行う「アントレプレナーシップ推進大使」に、本学の小野寺教授が文部科学大臣から任命されました。
  • これまでに独自に開発した教育プログラムの延べ受講者数が約22,000人に上ることや、ベンチャー企業創出支援及び事業化支援実績が合計32件に上る経験と実績が評価されました。
  • 「社会共創デジタル学環」の新設に代表されるように、山形大学では今後も実践的なアントレプレナーシップ教育を推進し、自らイノベーションを起こし、地域創生を体現する人材の育成を目指して参ります。

概要

 文部科学省は、小・中学校、高等学校等へのアントレプレナーシップ教育を推進する機運を全国的に高めることを目的に、希望する全国の小・中学校、高等学校等に、ビジネスや教育現場等で活躍する「アントレプレナーシップ推進大使」の派遣を行っており、この度、山形大学アントレプレナーシップ教育研究センター長であり教授の小野寺忠司が、文部科学大臣から「アントレプレナーシップ推進大使」に任命されました。
任期は令和8年3月31日までで、全国の小・中学校、高等学校等の依頼を受け、アントレプレナーシップに関する講義や授業を行う予定です。

詳しくはこちら(リリースペーパー)をご覧ください。

背景

 文部科学省は、アントレプレナーシップを「新たな価値を生み出していく精神」と捉え、自ら社会課題を見つけ、課題解決にチャレンジし、他者と協働しながら解決策を探究したりすることができる知識・能力・態度を身に付ける教育を「アントレプレナーシップ教育」と位置付けており、様々な課題に直面する現代社会において、若い世代からアントレプレナーシップを育む重要性が増していると捉えています。
 小野寺教授は2017年の山形大学国際事業化研究センター長就任以降、アントレプレナーシップ教育研究センターの立ち上げや、イノベーション人材育成のための「新事業創出イノベーションプログラム」、事業改善及び収益改善を担うリーダー育成のための「リーンマネジメント推進リーダー育成コース」といった学生及び社会人向けのプログラム開発に取り組むとともに、地域課題の解決を目指すビジネスプランを作成・発表するコンテスト型の合宿プログラムである「やまがたイノベーションプログラム」や、ITイノベーション人材育成のための「スーパーエンジニアプログラミングスクール」といった中学生及び高校生向けのプログラム開発にも早期に取り組んできました。
 これらの独自のアントレプレナーシップ教育プログラムの受講者数は2024年度までで延べ約22,000人に上り、ベンチャー企業創出支援及び事業化支援実績も2024年度までで合計32件に上ります。これらの実績が評価され、東北大学が主幹機関となり山形大学も共同機関として参画する「みちのくアカデミア発スタートアップ共創プラットフォーム(MASP)」(2022年度からJST研究成果展開事業 大学発新産業創出プログラム(START)大学・エコシステム推進型 スタートアップ・エコシステム形成支援の採択)からの推薦を受け、この度の任命に至りました。

今後の展望

 人文社会科学、教育学、理学といった既存の学問分野の専門知識に加え、データの利活用力とアントレプレナーシップを兼ね備え、多様化・複雑化する地域課題を解決に導く人材を育成する「社会共創デジタル学環」を2025年度に新設しました。学内及び地域でのアントレプレナーシップ教育をますます推進し、自らイノベーションを起こし、地域創生を体現する人材の育成を目指して参ります。

アントレプレナーシップ推進大使派遣事業の概要

支援
対象
小中高生等を対象とした、大使による講演や授業の実施を希望する全国の小・中学校、高等学校等※複数の学校の連携による合同開催としてのお申し込みも可。
支援
対象
学年
 小学1年生〜6年生/中学1年生〜3年生/高校1年生〜3年生/高専1年生~3年生
申込
期間
第1期:2025年5月12日~2025年8月31日(予定)/受付数:200校までを予定
第2期:2025年9月1日~2026年2月12日(予定)/受付数:300校までを予定
派遣
期間

第1期:2025年6月2日~2025年9月30日(予定)
第2期:2025年10月1日~2026年3月6日(予定)

実施
形式
対面又はオンライン
所要
時間
1コマ(40分〜60分程度) ※2コマ迄の調整可。
費用 無償 ※派遣に伴う大使への謝金・旅費は全国アントレプレナーシップ推進大使派遣事務局が負担。
お申し込み https://form.run/@r7-entrepreneurship

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