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山形大学アントレプレナーシップ教育研究センター、 ウズベキスタン共和国政府の要請と予算支援のもと、 同国でアントレプレナーシップ教育プログラムを開始

掲載日:2025.11.06

※ 実施地域:カラカルパクスタン自治共和国(ウズベキスタン西部の自治共和国)

 山形大学アントレプレナーシップ教育研究センター(センター長:小野寺忠司教授)は、ウズベキスタン共和国政府からの要請を受け、政府予算による支援のもとで、同国においてアントレプレナーシップ教育プログラムを開始しました。
 本プログラムは、ウズベキスタン共和国政府の国家プロジェクトとして正式に位置づけられており、大統領令に「山形大学」の名が明記されて実施されるのは今回が初めてです。
 両国の高等教育機関と金融機関が連携し、社会課題をビジネスで解決できる若手人材を育成する新たな教育モデルとして注目されています。

本件のポイント

  • 山形大学が、ウズベキスタン共和国政府の大統領令に基づく要請を受け、国の重点施策「アントレプレナーシップ教育推進戦略」の一環として実施。
  • 政府予算により実施される教育プログラムを、ウズベキスタン政府と共同で展開。ウズベキスタン西部の自治共和国「カラカルパクスタン共和国」という、環境・社会・経済課題が集中する地域において、地域課題解決型の人材育成を推進。
  • 日本の大学として初めて、ウズベキスタン共和国政府主導の教育事業に本格参画。教育・金融機関・地域が連携する国際的モデルとして、駐日ウズベキスタン大使館も注目している。
  • 現地の若手起業家と日本の専門家が協働し、社会課題の解決をビジネスとして具現化。講義、メンタリング、チーム活動を通じて、持続可能な事業創出を支援する。

概要

 山形大学アントレプレナーシップ教育研究センター(以下、「当センター」という)は、ウズベキスタン共和国の大統領令に基づく公式に要請を受け、同国内でも特に環境、社会・経済的課題が集中するカラカルパクスタン自治共和国における、地域課題を解決するソーシャルイノベーションにより事業創出を担うメンター(指導者)育成に向けたアントレプレナー教育プログラムについて、ウズベキスタンビジネス開発銀行(以下、BDB)、カラカルパクスタン政府、および現地でプログラムの運営を担う日本ビジネススキル開発と四者契約を締結し、本年8月より選抜された若手起業家およびBDB社員約80名を対象にプログラムの提供を開始した。

(背景・目的)
 ウズベキスタンでは、雇用機会が労働人口の増加に追いつかず、2018年以降、高い失業率(10%程度)が継続している。この課題に対処するために、同国では既存産業の収益力を高めることや起業を通じて雇用機会創出に努めており、取り組みの効果を上げるために、教育を通じて質の高い経営者を輩出することを目標としている。この状況の中、昨年度、BDBと受託事業契約を締結し、当センターで取り組んでいる実践的なアントレプレナー育成教育プログラムを提供した。昨年度のプログラムにおいては、中小企業経営者向けのオンデマンド講義を約17,000人が受講し、また、起業家およびBDBから選抜された約50名への日本での研修を実施した。その成果が高く評価され、今年度は、アラル海の縮小による環境問題、貧困と経済格差、水資源の不足、社会インフラと教育の不備等の課題が集中し、ウズベキスタン国内でも重要な地域であるカラカルパクスタンにおける持続可能な事業創出に向け、さらなる教育提供の要請を受けた。

(教育の主な内容)
・事業構築、マーケティング、ファイナンス、KAIZEN等、起業に必要な基本要素の講義
  (オンデマンドコンテンツによる,実施時期:2025年8月~9月)
・山形大学講師、ゲスト講師、専門家による、実践的な事業化支援および同自治共和国の課題解決に必要な   専門技術等に関する講義  (現地での対面講義,実施時期:2025年10月/12月)
・講義で学んだ知識を活用した、社会課題解決型のビジネスプランプラン構築
 事業化を目指した具体的なチーム活動の支援
 日本人メンターと昨年度受講生による、メンターの役割やメンタリング手法の指導
(現地およびオンラインでのグループワーク,実施時期:2025年10月/12月および2026年1月/2月)

(プログラムの進捗および今後の予定)
8月25日にカラカルパクスタン自治共和国ヌスク市のBDB中小企業支援センターでプログラムをキックオフし、10月15~17日の3日間で第一回ワークショップを実施した。
今後は、12月の第二回ワークショップ、来年1月のオンラインチームメンタリングを経て、来年2月にチームで取り組んだビジネスプランの発表を予定している。

詳しくはこちら(リリースペーパー)をご覧ください。

連携機関の概要

〇Business Development of Bank (BDB)
 代表者 | Sakhi Annaklichev, Chairman of the Management Board 
 所在地 | Navoi Street 18-A, Tashkent, Uzbekistan
 事業内容 | ウズベキスタンにおける各種中小企業支援プログラムを通じた融資

〇カラカルパクスタン自治共和国
 代表者 | Farkhod Urazbaevich Ermanov, Chairman of the Council of Ministers 
 事業内容 | ウズベキスタン共和国西部にある自治共和国(主権国家ではなくウズベキスタンの一部)
首都:ヌスク市,人口:約200万,主要産業:綿花・米・メロンなどの農業、牧畜

〇NGO法人 日本ビジネススキル開発
 代表者 | 佐藤 富彦(理事)
 設立年月日 | 2025年4月25日
 所在地 | C-1(massiv Buyuk Ipak Yuli) 45B,6F Office #8 ,Tashkent,Uzbekistan
 事業内容 | ウズベキスタン・日本、両国間の教育プロジェクトへの参加とその実施及び支援

〇山形大学アントレプレナーシップ教育研究センター
 センター長 | 小野寺 忠司(教授)
 設立年月日 | 令和(2022)4年4月 (令和5年4月から現センター名に変更)
 所在地 | 山形市小白川町一丁目4番12号(小白川キャンパス人文社会科学部3号館8階)
 事業内容 | アントレプレナーシップ教育(大学生、社会人、企業人、団体、中高生)
      企業向けリーダーシップ教育、新事業創出教育
      アントレプレナーシップに関する社会・地域との連携

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