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小舘菜奈 人文社会科学部 経済・マネジメントコース 2年

派遣期間:平成30年8月20日~8月29日

  私は8月20日から8月29日までベトナム国家農業大学に行った。日本語教室は週5で毎日朝、昼、夜と3コマあった。山形大学からベトナム国家農業大学に行った生徒は6人だったので、3人ずつ2チームに分かれ朝授業をするチームと昼授業をするチームに分かれて行い夜は6人全員で授業をした。日本語教室では、あいうえおから教えるビギナーコースと日本語で会話をすることがある程度できる会話コースの2つに分かれて行った。

 ビギナーコースでは、ひらがなとカタカナや数字を黒板に書き、発音をしてもらいながら教えた。その他にも、挨拶するときの言葉や年齢の質問の仕方、答え方など日常的に使う日本語を教えた。生徒は積極的に発音をしてくれたり、何度も文字をノートに書き練習していたりと意欲が高く、覚えも早かった。教えている私にとっても良い刺激となった。

 会話コースでは、日本に来た時がある生徒も数人いて少しゆっくり話せば話している意味を理解できる生徒が多かった。話した言葉でわからない言葉は積極的にどういう意味か調べたり聞いたりしてくれた。授業内容はお互いの国のイベントや観光地などについて会話をしたり、テーマを決めスピーチをしてもらったり、しりとりや伝言ゲームなどをした。しりとりなど日本語を使うゲームは楽しみながらいろいろな言葉を教えることが出来るのでいいと思った。日本語を彼らにわかるように伝えるのが難しく、自分の理解も深めることが出来たので良かった。

 日本語教室以外での交流活動は、朝、昼、夜と現地の学生におすすめの店に連れてってもらい食事をした。日本では食べないひまわりの種、アヒルやカエルの肉が料理で出てきたときは驚いたが日本とは違う食文化に触れることが出来たので良かった。毎日のようにカフェに連れてってもらい現地の学生みんなで飲み物を飲みながら話したりトランプゲームをした。トランプゲームは盛り上がり現地の学生の新たな一面も見ることが出来さらに仲が良くなった。ベトナムではカラオケとカフェが一緒になっていることが多く歌を歌うのが好きな人が多いと思った。お客さんがたくさんいる中、前に出て堂々と歌う人が多く日本とは違うと思った。日本の歌はドラえもん、ちびまる子ちゃんなどアニメの歌を知っているひとが多かった。休日の土曜日はイオンに行った。とても広くきれいで日本のイオンにとても似ていて驚いた。お寿司やたこ焼き、焼きそばなど日本食が売っていて日本食が恋しくなったのでみんなで食べた。日本で食べるよりとてもおいしく感じた。

日曜日はハノイセンターにバスに乗って行った。ハノイセンターはベトナム人だけでなく様々な国からきている人が多かった。大きい湖があり綺麗だった。ハノイセンターでは借りたアオザイをきて歩いて写真をたくさん撮った。たくさんの観光者がいる中私たちだけがアオザイを着ていたのでいろんな国の人に写真を求められみんなで写真をとった。日本では味わえない経験ができ良かった。ハノイセンターではエッグコーヒーを初めて飲んだ。卵とコーヒーの組み合わせに驚いたがとても美味しかった。充実していて時間がたつのが早かった。ベトナムの交通手段はバイクが多く初めてバイクにものった。最初は怖いと思っていたが楽しかった。現地の学生とはLINE、Instagramも交換して日本に来ても連絡を取り合っている。来年は会う約束もありいい友達が出来た。日本に将来就職したい人が多く日本に就職が決まっている人もいた。就職だけでなく日本に長期間休みを使ってアルバイトをするために来る人や日本の日本語学校に来る予定がある人もいた。

 参加目標は、日本との文化の違いを感じてくることでしたが達成できた。一番は食べるものが日本と違うと思った。日本では食べないアヒルやカエルの肉が出てきた。その他には、ベトナムでは移動する時にほとんどの人がバイクを使うためバイクの交通量が多く驚いた。ハノイセンターに行くときはバスに乗って行ったが停車時間がとても短かったり、揺れがすごかったり人がおりていないのにもかかわらず発車しそうになったことがあり、日本の交通面がとても安全だと感じた。日本と違う文化に触れることが出来、当たり前のことが他国では当たり前ではないと感じた。現地の学生と授業や授業以外での活動を通して接する機会が想像していたよりも多くコミュニケーションを多く取ることが出来コミュニケーション能力が上がったと思う。日本語についても今まで難しく考えたことがなかったが教える立場になりわかりやすく教えることが難しいと思った。言葉だけでは伝わらないときはジェスチャーや絵をかいたりして伝えたりし適応能力もついたと思う。

 学生大使としてベトナムに行く前と後では、物事の考え方が一番変わったと思う。今回のベトナムはわたしにとって初めての海外だった。日本では当たり前だと思っていた文化や習慣も海外では全然違うことが分かった。日本の文化や習慣に慣れているため不自由に感じることが多くあったがいち早く現地になれることが大切だと思った。多くのことに積極的に参加したのでチャレンジ精神が養われた。自分自身成長できたいい機会だった。

 このプログラムに参加してみてベトナムの学生の積極性と学習意識の高さに驚いた。わからないことはそのまま流すのではなく顔にだしてくれたり積極的に質問してくれたりと一生懸命理解しようとする姿勢が素晴らしいと思った。日本にきて働きたいという夢にまっすぐで私も見習うところが多くあった。自分と同じ大学生がこんなにも頑張っていると思い刺激を受けた。これから私も夢に向かって様々な困難があるとおもうがめげずに探求心を忘れずに夢に向かっていきたいと思う。