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細田葉月 人文社会科学部 グローバル・スタディーズコース 1年

派遣先大学:延辺大学  派遣期間:2019年3月1日~2019年3月14日

 《日本語教室での活動内容》
 私が派遣された、中国の延辺大学では基本的に一コマが二つに分かれていました。その二つに分かれている間は、十分の休憩があります。ほとんどの授業では、前半に日本語の授業を聞いて、特に聞くだけで教えることはしませんでした。後半に現地の中国人の人たちと班ごとに分かれて五、六人の班に一人日本人が入って交流するというのもでした。私は違交流した現地の大学生は一年生から三年生の間でした。延辺大学は少し特殊で、漢族と朝鮮族がいる学校で、中国語だけでなく韓国語や日本語をぺらぺらと話すことのできる学生が多くいました。中では、朝鮮族のため中国語がうまく話せず、何なら日本語のほうがうまく話せるという人もいてとても興味深かったです。私は今中国語を勉強しているので中国語を交えながら日本のことや中国のことなど、異文化を交流することができてとてもいい経験ができました。楽しかったです。これらは、本キャンパスで行われたことです。
 私たちは、本キャンパスだけでなくフンチュンにも新幹線を使って一度行きました。ここで、私たちは九十分の授業を任されました。二人一組で、私たちは日本の伝統文化である折り紙について教えました。奴さんと鶴の折り方をレクチャーして、とても分かりやすくて楽しかったと好評だったので、やったかいがあったと実感しました。

 《日本語教室以外での交流活動》
 チューターさんとご飯を食べに行ったり北朝鮮の国境を見に行ったりしました。また、授業で仲良くなった現地の中国人の大学生とご飯を食べに行ったり猫カフェに行ったりしました。さらに、フンチュンで仲良くなった人とデパートに行ってとても充実した二週間を過ごしました。現地の大学生の人たちと交流する以外は、寮の部屋が一緒だった日本人の友達と大学の中を散策したり、大学の中にあるスーパーに行って昼ごはんやフルーツを買いに行ったりして現地の大学生の暮らしを垣間見ることができてよかったです。
 寮は、お湯が出る時間帯でもお湯が全くでなかったのでチューターさんに頼んで週に一回健康ランドという温泉みたいなところに連れて行ってもらうこともありました。とても気持ちよく、また大学生以外の中国人の庶民の暮らしものぞくことができてよかったです。
 私は、いろいろな人にいろいろなところに連れて行ってもらっていろいろなものを食べました。例えば、サムギョプサル、ビビンバ、ソルビン、チーズタッカルビ、チキンやチーズカルビなどの韓国料理を食べたり、串焼き、火鍋(中国のしゃぶしゃぶ)、水餃子、春巻きなどの中国料理を食べたりしました。

 《参加目標の達成度と努力した内容》
 私は、参加する前に異文化交流と中国語を勉強したいと思っていた。その参加目標はしっかり達成できた。異文化交流の点では、日本語教室の中での交流はもちろん、日本語教室の外でもたくさんのことを学び、交流することができました。日本と中国の文化の違いの話を聞いて理解するだけでなく、実際に体験してより理解を深めることができてよかったです。
 それに加えて、中国語も異文化交流をしている中で現地の大学生に「中国語の会話を練習したい」と私から話を持ちかけ、基本的なことから中国語でお話したり、交流の中で仲良くなった人たちとはwe chatを交換したりして中国語力を向上させる努力をしました。日本に帰ってももっと勉強したいという気持ちが表れました。

 《プログラムに参加した感想》
 私はこの学生大使プロジェクトに参加して、たくさんのことを学ぶことができました。今回派遣された、延吉というところは中国ではありましたが、北朝鮮が近いということもあり朝鮮文化も強いところでありました。なんだか、中国に行ったのに韓国に行ったような気分になることもありました。ですが、とてもほかの地域にはない特色であると感じました。このように、常に韓国(朝鮮)文化と中国文化が共存しており、中国語と朝鮮語が看板や標識など至る所にあるのはとても興味深かったです。このような点からも、新しい文化の共存の形があるのだなと感じました。私は、多文化共生を学びたいと思っていたので学ぶ研究の素材になると感じました。このように、私はこのプログラムに参加したおかげで学ぶ意欲や視野を広げることができるようになりました。次もまた中国に留学したいと感じました。

 《今回の経験による今後の展望》
 私は、今回の経験を通して二つのことを頑張りたいと思いました。
 一つ目は、中国語をもっと勉強したいと思いました。中国の大学生の人たちとたくさん友達になって、日本でいうLINEのようなものの中国版のwe chatをたくさん交換したので世間話をしつつ勉強していきたいです。私は、二年生になってから中国語専攻になるのでもっと勉強しなければならないのでモチベーションが上がり、二年生から中国語を勉強するのがとても楽しみになっています。今までよりもたくさんの中国語を図書館でも勉強したいです。
 二つ目は、中国に長期の留学をしたいと思うようになったということです。私は今まで、あまり中国に留学する気はありませんでした。それだけではなく、中国にあまりいい印象を持ってないということすらありました。ですが、今回の学生大使プログラムに参加したことで中国に関する印象がとても変わりました。朝鮮文化もあるので、一概にはまだ何とも言えませんが、本当に中国はいい国だと思うことができました。(今まで失礼な印象を抱いていたことに本当に申し訳ないと思う限りです。)
 私は、やはり現地に行って現地の人と交流することは本当に大切であると感じました。百聞は一見に如かずとはこのことであると実感しました。これからは、一つ目にいった中国語を勉強しつつ、二年生の後期か三年生の前半ぐらいには中国に留学できるほどの語学力をも身つけたいと思いました。
 この二週間は、本当に自分にとって貴重な体験をすることができました。このプログラムに参加して本当に良かったです。

フンチュンにいって現地の人と食事をした様子の画像
フンチュンにいって現地の人と食事をした様子

中国語と韓国語が混在している街並みの画像
中国語と韓国語が混在している街並み

本部のキャンパスで授業中に現地の学生と交流する様子の画像
本部のキャンパスで授業中に現地の学生と交流する様子