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保志圭吾 有機材料システム研究科 有機材料システム専攻 1年

派遣期間:平成28年8月15日~9月14日(30日間) 

 学生大使とは山形大学と提携している大学に2週間〜1ヶ月の間留学し、日本語教育を通して現地の人々と交流を図るプログラムである。そこで私は、ラトビア大学にH28.8/15〜9/14の約1ヶ月間留学した。

◼日本語教室での授業内容
 日本語教室は、8/28まではラトビア大学本館で15時〜16時半、休憩を挟み17時〜18時半と授業を行った。その後はラトビア大学経済学部棟で14時半〜16時、休憩を挟み16時半〜18時で授業を行った。生徒は夏休みなこともあり8月一杯までは学生よりも社会人の方が多かった。しかし、その後は学生も増え賑やか授業となった。ラトビアの人々は言語を3,4個喋れる人が多く、言語の理解力が高く驚かされた。更に、授業に対するモチベーションも高く、分からないことは何でも質問してくれる為授業を進めやすかった。ラトビアの首都リガは神戸市と姉妹都市なこともあり日本に対する興味を持つ人が多く見受けられた。そのため、できるだけ授業の中でも日本のサブカルチャーや文化などを混ぜることを心掛けた。 授業の進め方としては、生徒が少なかった8月は、黒板に例文や単語を書くなどした。その中では、日本人だからこそ分かるような漢字の持つ意味や例文の言い換えなどを示した。簡単な例文を説明する際にも、教科書に載っていないような事を織り交ぜつつ授業を進めることを意識して行った。9月からは生徒も学生大使も増えたこともあり、個別形式で授業を行った。人数は約60人〜2人と時期によって大幅に変化した。 

◼日本語教室以外での交流活動内容
 日本語教室以外での交流活動内容としては、授業で知り合った大人の方や学生と授業後にご飯に一緒に行くなどして交流を図った。北欧では、夏の時期に夜9時以降まで明るいこともあり、夜出かけることが多々あった。リガには国立劇場があり、そこでオペラを鑑賞した。又、ラトビアはアイスホッケーが盛んなこともあり日本vsラトビアの試合を観戦した。

◼プログラムに参加した感想
 本プログラムに参加する殆どの学生が学部生の中、大学院生である私がこのプログラムに参加した理由として、真剣に将来海外で働きたいと考えたからだ。海外で働くには留学は大きな糧となると考えた。英語能力の向上はもちろんのこと海外での生活やその国の文化を知ることについてもよい経験ができた。プログラムでは、学生寮に泊まる為ラトビア以外の国の人とも仲良くなれた。更に、他の学年の学生とも仲良くなれた。ラトビアに到着して数日は一人で授業をしていたが、数日後他の学生大使の人が来てくれた。その時の喜びは今でもとても覚えている。大学院生なこともあり、このプログラムに参加することを初めは迷っていたが、今では参加して本当に良かったと感じている。

◼プログラムでの目標の達成度や努力した内容
 私が本プログラムで目標にしていた事は、留学を通して将来の仕事や今後の人生について考えることだ。普段研究室と家の通いだけで将来について考える時間が取れなかった。又、将来真剣に海外で働きたいと学部4年の時に考えてから英語を勉強することくらいしか出来なかった。そこで、このプログラムに参加したことにより、今までは理系の仕事のみに絞って考えていたが理系以外の業種にも興味を持つことができた。
努力した点は、学生大使が一人の時の授業だ。日本語を教えた経験がないし、教え方も分からない状態で教えるのは本当に大変だった。文法をプレゼンで紹介してみたり、日本文化を紹介したり、難しい漢字の意味を説明したりと瞑想していた。授業の準備の為に夜遅くまでパワポを作る日もあった。しかし、数日後には自分がやりやすい方法を見つけることができたので何とか上手く授業を進めることができるようになった。 

◼プログラムでの経験等による今後の展望
 今後は就職活動が近いこともあり、海外の企業を調べつつ研究を進めていければと考えている。又、今回の留学で自分の英会話力の低さも痛感したので英語もより一層勉強していきたい。

少人数時の授業風景の画像
少人数時の授業風景

大人数時の授業風景の画像
大人数時の授業風景

授業中に折り紙の画像
授業中に折り紙

授業後の交流の様子の画像
授業後の交流の様子