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菅原壮登 工学部 機能高分子工学科 3年

派遣期間:平成28年9月1日~9月14日(14日間)

<日本語教室での活動>
 
日本語教室は自由参加型で、同じ時期に来ていた日本人全員がそれぞれ少人数の生徒を受け持った。1コマ90分の授業が1日に2回あったが、1つの教室内で同時に行い、習熟度は、我々が分担することで対応した。習熟度には生徒ごとに差があり、ひらがなから勉強する必要がある人、簡単な例文を作りながら勉強する人、接続詞を使った例文を用いて勉強する人、日本語の文の意味がある程度分かる人、去年もこの教室に参加していた人、など、バラバラだった。大学には日本語学科があるらしく、それもあってか、参加した人たちの多くは初心者だった。日本語教室に参加した人の多くは、アニメや漫画に興味があって参加していた。人気があったアニメは、おそらくナルトが1番で、他にも進撃の巨人やデスノートなどがあった。一つだけ言いきれるのは、みんな親日だった。授業の内容は、自分たちが普段何気なく使っている助詞の正しい使い方を知るなど、意外な気づきがあった。また、ついつい感じを使ってしまって生徒たちに怒られたり、会話は英語なのだが、なかなかうまく話せなくて無駄な時間を多く使ってしまったり、いろいろと苦労した。

<日本語教室外での活動>
 
教室で仲良くなった友達と数回夕食を食べに行った。別の友達とは、たまたまラトビア対日本のアイスホッケーの試合があったので見に行った。ラトビアではアイスホッケーはとても人気で、会場は盛り上がっていた。私は今までアイスホッケーの試合を見たことがなく、ルールは全く分からなかったが、面白かった。試合はラトビアの圧勝だった。仲良くなった友達数人とは今でも時々フェイスブックでやり取りしている。

<自分自身の成果>
 
滞在期間が短いこと、周りに日本人が多くいたこともあり、臨機応変な対応や他国の文化を理解するとまではいかなかった。自らの目標である英語でのコミュニケーションは、うまくいったとまではいかなかったが、一応気持ちは相手に伝わったかな、と思った。英語をうまく話せなくても表情と身振り手振りで何とかなるものだ、と思った。

<プログラムの感想、今後の展望>
 
中国人や韓国人、インド人も普通に英語を話していた。むしろ英語が話せないのは日本人くらいで、他国の人達から、日本人は英語が話せないものという体で接せられることがとても悔しかった。同じ人間だから、笑顔で話せば何とかコミュニケーションは取れることが分かったが、同時に英語は、就職や成績のためでなく、コミュニケーションツールの1つとして話せるべきということに気が付いた。英語でコミュニケーションが取れるようになりたいので、これからは読み書きよりも、話すことと会話の練習をしたい。また、RとLの発音をほとんどわかってもらえなかったので、どうにかしてRの発音をうまくできるようにしたい。