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佐藤生実 地域教育文化学部 異文化交流コース 1年

派遣期間:平成28年9月1日~9月16日(15日間) 

<日本語教室での授業内容>
 インドネシアではビギナーとアドバンスに分かれて指導を行いました。ビギナーでは初めて訪れる学生さんがいたり,日本語をある程度学び軽い日常会話ができる学生さんがいたりとビギナーは幅広いレベルの学生に対応しました。ひらがなを教える際には,書き順に気をつけて分かりやすいように五十音の早見表を作って指導しました。また,語彙力を増やすために,単語を英語から日本語へ変換したり,簡単な漢字の意味を教えて説明も行いました。
 アドバンスでは,ほぼ私たちと同じように高度な会話ができる学生さんが多く,日本語検定を受けると言っていたので,漢字の読みや意味を説明しました。また,ディスカッションや作文などをして添削も行いました。
 後半になって授業にも大分慣れた頃にビギナーとアドバンス一緒にゲームをしました。連想ゲームや手作りカルタ大会といったゲームに皆さんが楽しんでいて嬉しかったです。ただ,ビギナーとアドバンスとの差が大きかったので日本語でのゲームを進行するのは難しかったです。

<日本語教室以外での交流活動内容>
 私がインドネシアに着いたのは金曜日の午前でした。午後の授業から参加し,その後すぐに学生さんたちが話しかけてくれ,初日から遊びに連れて行ってくれました。また,土日は海に連れていってもらったり,ジョグジャカルタのお祭りに行ったりしました。学生さんたちは,私の意見を尊重してくれて,何したい?,何食べたい?と聞いていろいろな場所に連れていってくれました。毎日飽きることなく過ごすことができて楽しかったです。

<プログラムに参加した感想>
 今回私は初めての海外で,うまくできるか不安な部分もありました。しかし,この大学のプログラムは最初から最後までサポートしてくれたので安心でした。インドネシアに行こうと決めた理由は特になく,自分の好奇心と直感で決めた部分が主でした。初めて海外の空気に触れて,日本とは違う,新しい発見がたくさんありました。参加して良かったと思います。

 <プログラムにおける目標の達成度や努力した内容>
 初めての海外と言うこともあり,英語をできるだけ使っていこうと決心したのですが,現地ではほぼ日本語で過ごしてしまいました。周りにいてくれるメンバーが日本語が上手だったので,つい甘えてしまった部分がありました。授業では初心者の学生さんには英語で説明しなければならなかったので,発音等が伝わらず,私の英語力のなさに気づきました。大きなダメージを受けましたが,今まで避け続けてきた英語に向き合おうと思うことができたので良い経験を得ることはできたと思います。
 また,他の文化に対する理解を深めることについては,達成できたと思います。インドネシアでのルールや伝統を肌で感じ,すんなりと受け入れることができました。自分の生きてきた世界とは異なった文化を知ることができ良かったです。

 <プログラムでの経験等による今後の展望>
 この学生大使を経て,自分がやりたいことは何かが少し見えた気がしました。そのためにやるべきことを今後は探して取り組んでいきたいです。自分がいた世界は小さくて,日本にいたら経験できなかったことがたくさんあり,そこで得た感動を周りにも伝えていきたいと思いました。

インドネシアの海の画像
インドネシアの海

ボロブドゥールの画像
ボロブドゥール

寿司パーティーの画像
寿司パーティー