ホーム > 国際交流・留学 > 学生大使派遣プログラムについて > H30ガジャマダ大学 > 天田晃平

天田晃平 理学部理学科 2年

派遣先期間 :平成30年8月24日~9月12日

日本語教室での活動内容
日本語クラスで僕はほとんど毎回違う人に付きました。日本語クラスでは日本語を教えたりインドネシアの伝統文化やおすすめのレストラン、日本語でインドネシアを紹介してもらったり案内してもらったりして過ごしました。教えた内容は、文型、数の数え方、道案内の仕方、単語です。単語は主に日常生活で使えるものを用いました。例えば、天気に関する単語や体の部位、季節、建物名などを教えました。書けそうな漢字は書いてもらいたかったので書き順を教えながらひらがなと漢字の両方を教えました。部首の意味や漢字の意味を聞かれ普段意識することがないので伝えるのに苦労しました。また、PowerPointでスライドを作って日本の伝統的な文化、工芸、芸術について紹介したりしました。彼はほとんど知っていました。僕はインドネシア伝統的なものって何がありますかと尋ねました。インドネシアにも竹細工あるよということを教えてくれました。インドネシアではAyamのケージ用としてあるそうです。インドネシアではAyamの雛をカラフルにするので、彼はインドネシア人は酷いよと言っていました。日本語が流暢に話せる学生もいて、その人とは好きな女優は誰なのかやAKB48は好きですか、日本のコメディなど日本の芸能界の話題で会話しました。多くの女優さんやアーティストを知っていて会話が弾み楽しかったです。また、ニュースの記事を読んで見たいという要望もありました。ネットニュースの記事をみて音読してもらいました。ちょうど僕の派遣期間は日本で自然災害や飲酒運転による事故など大きなニュースがあり日本の今を伝えられたのではないかと思っています。記事の中のわからない漢字や正しい発音を教えたりもしました。
ただ1つ、日本について伝えるという目的では至らなかった点があります。それは、着物やかるたなど持っていくことができるものを持って行かなかったということです。出発前は今回が初めての海外でありインドネシアで自分が生活するうえで必要なものだけをもっていこうと考えていたため、そういうことは頭に浮かびませんでした。日本語クラスに来ていた人はそういうものも求めていたのではないかと思ったのです。

日本語教室以外での交流活動
インドネシアの皆さんに、ボロブドゥール遺跡、クラトン、マリオボーロ通り、PINUS PENGGERなど多くの場所に連れて行っていただきました。2つの異なるビーチにも行きました。ジョグジャカルタは自然豊かで心地よかったです。2回目のクラトンでは影人形を見られました。日本語クラスで観ることをおすすめされていたので観れて嬉しかったです。ジャワ語で語っているため現地の学生も言葉はわからないと言っていました。日本語クラスで知り合った方からおすすめされたお店に連れて行ってもらいました。それはルタミナンというお店です。そこの店では、牛肉、鶏肉、アボカドジュースそして野菜を食べましたが、どれも本当に美味しかったです。マクドナルドに行ったりRicheese factoryというKFCと似たようなお店、イタリアンレストランにも連れていってもらいました。インドネシア料理はSSやLESEHAN SAYIDANというレストランで食べました。鶏肉のスープを食べたりDadaという焼いた鶏肉も食べました。料理はおいしかったです。サンバルをいれて食べた時もあり、入れすぎた時は舌が痛くてただ痛さを我慢するしかなくて大変でした。Alun-Alunで買ったおもちゃは面白かったです。羽がLEDで発光して夜空に映えて綺麗でした。

 参加目標の達成度と努力した内容
目標は3つありました。1つ目は伝統文化を伝えること、2つ目は、英語でどの程度会話できるか3つ目はどんな価値観や宗教観を持っているのかです。クラスで文化を取り上げたのですが、UGM生はほとんど知っていました。本当にものを持っていくことが大切だったと思いました。僕の英語は日常会話ぐらいであれば話せると感じました。それ以上になると関連する単語を身振り手振りをしながら伝えました。聞いて理解することはできるけど、自分で文を作り話すことにはできていないと感じました。
3つ目に関してはほとんど聞いてなかったと思います。しかし共に時間を過ごしいくつか思ったことがあります。それは、インドネシアの方達は集合・出発時間が9:00と言っても10:00や10:30に出発することもあり時間にルーズだと思いました。お土産屋で様々な色で塗られている顔を見つけた時なぜカラフルなのかと聞きました。インドネシアは多くの民族が暮らしているため、それぞれが共存しあい平和を維持しているのだと教えてくれました。また、大学内にあるホテルに宿泊し、そこでイスラム教のお祈りの所作を体験させていただきました。本当に貴重な経験をさせていただきディザさんとアリョさんには感謝しています。

プログラムに参加した感想
インドネシアでお世話になった方たちとは本当に多くの時間を共に過ごせてよかったと思っています。僕の部屋にきてくれて銀魂を見たり日本の曲を聴いたりインドネシアの日の出を一緒に見に行けたりとても楽しかったです。
サンデーモーニングでマンゴーを丸ごと食べたりマンゴーにサンバルをつけたり搾りたてのオレンジジュースを飲んだり楽しんでいました。
また、日本の文化を考える良い機会になりました。ここまで日本について真剣に考えたことはなかったと思います。調べて僕も日本文化を体験したいと思いました。

今回の経験による今後の展望
今回の滞在はインドネシアの人たちのおかげで充実したものとなりました。日本とは違う文脈を生きる人たちとの交流は自国を考えたり新たな価値観を発見できたりとても楽しいです。今度は観光をするためにインドネシアに行きたいです。また、他の国にも時間をつくっていきたいと思います。

PINUS PWNGGERの画像
PINUS PWNGGER

クラトンでの画像
クラトンで

クラトンで2の画像
クラトンで2

ビーチでの画像
ビーチで

ボロブドゥール遺跡にての画像
ボロブドゥール遺跡にて

ルタミナンでの画像
ルタミナンで

日本語クラスの画像
日本語クラス

お世話になった方々との画像
お世話になった方々と