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大崎教授の海外駐在記「番外編~ガジャマダ大学から届いた話題~」

春の山形大学日本語クラス開講を告げるポスターの画像
春の山形大学日本語クラス開講を告げるポスター

 2015年の春休みに入り、2月13日には、ガジャマダ大学に、日本語チューターの第一陣が到着しました。ジョクジャカルタのアジスチプト国際空港には、日本語クラスの学生5人が迎えに行きました。それに先立ち、二つの話題が届きました。

 一つは、春の山形大学日本語クラス開講を告げる華やかなポスターです。(右)
 もう一つは、昨年、山形で開かれたサマー・プログラムに参加した、クラスリーダだったロサさんのインタビュー記事です。山形大学について語っています。地元のTribunJogjaに載りました。

「和食は口に合わなかったけど」 

TribunJogja 2015年2月9日

 Seleky(ロサ)は、彼女が、実際にサクラの国に足を踏み入れる日が来ることを、夢にも思ったことはありませんでした。日本の文化を愛好する女の子が、初めて、直接に日本に触れたのは、2013年に、彼女が通うガジャマダ大学の農学部キャンパスで開かれた、話題の日本語クラスでした。このクラスは、ガジャマダ大学と山形大学が連携して作成したプログラムでした。

 「ちなみに、私は、このクラスに偶然に参加しました。クラスには山形大学の教授がやってきていて、直接日本語を教えてくれました。私は直ぐに、クラスにはまってしまいました。恐らく、授業を受けたすべての学生の中で、私が最も熱心に通ったと思います。」1993年12月26日に生まれたと言う女の子は、そう言いました。

 私の熱心さは、明らかに、山形大学の大崎教授の目を引いたと思います。教授は私に、2014年8月24日~9月5日に山形で行われた、山形大学短期留学サマー・プログラムに参加しないか、と誘ってくれました。

 山形でのサマー・プログラムに参加中、ロサは食事になじめなかったそうです。「食べ物には、味がありませんでした。幸い、私はインドネシアからサンバルソースを持って来ていたので、食べ物にたっぷりとサンバルソースをかけました。ええ、他の人も同じようでしたよ。」とロサは語りました。

ロサさんのインタビュー記事の一部の画像
ロサさんのインタビュー記事の一部

 海外での経験で、ロサは沢山のことを学びました。サマー・プログラムには、日本を含む7か国の学生が参加していました。彼女は、異なる国から集まった多くの人々と知り合いになるとともに、日本の文化を直接に肌に触れ、様々なことを知りました。

 サマー・プログラムの中で、インドネシアを紹介する機会があり、ロサはインドネシアから来た友人とともに、皆の前で、サマンダンス踊りました。インドネシアを出発する前に、彼女は定期的に、キャンパス内のサマン・クラブで踊りの練習をしていたのです。

  ロサは、サマー・プログラムで、ホームステーも経験しました。ホームステー先の神尾家の人々、山形大学の友人たち、そして、彼女がプログラムで知り合った すべての人々は、誰もが非常に素晴らしく、彼女は感謝の気持ちで一杯です。サマー・プログラムが終わり、故郷に戻る際には、彼女は深い悲しみに沈みまし た。「私は山形に戻りたいです。(大学卒業後に)、山形で修士課程の勉強を続けられることを願っています。」とロサは言いました。