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大崎教授の海外駐在記「ラトビア大学駐在記3(3)」

 9月14日に、「山形大学デー」を行いました。会場はラトビア大学本館4階のコンピューティング学部のセミナー室とそれに続くロビーです。本館は本来3階建てですが、2008年にコンピューティング学部を新設した際に、屋上を改修して、斬新なデザインのコンピューティング学部の研究室を増設しました。セミナー室には、しゃれたキッチンがあります。日本語クラスにコンピューティング学部のソルビータ先生とウドゥルス先生が参加しているのが、会場選定の要因です。

 山形大学デーの催しは、過去の2年間に行った、日本語クラスの「手巻き寿司パーティー」を拡張して行いました。参加者は、少なくとも34人はいました。ラトビア大学は9月7日が新学年の授業の開始で、9月14日は新学年の2週目の月曜日で、授業がある時間帯ですから、参加者数に懸念がありましたが、山大生のチューター5人が参加できることと、コンピューティング学部の都合があり、この日と時間を選びました。

 ラトビア大学本館から約500m離れたところにラトビア駅があり、駅ビルの隣にストックマンという大型スーパーがあります。ここで、手巻き寿司の具材すべてが手に入ります。この店頭に、チューターや日本語クラスの学生が12時に集まって、具材を買い集めました。

 午後2時に、チューターや学生は、コンピューティング学部のセミナー室に集まり、料理を始めました。炊飯器は、来日3度の経験のあるソルビータ先生が持ってきました。途中、砂糖と塩を間違えるハプニングがあり、チューターの1人が、米酢を買いにストックマンに走りました。この日、セミナー室では、午後1時まで博士学位の審査会があったそうで、その後は、終日、使用を許されていました。

 パーティーは、セミナー室に続くロビーで、午後4時から始めました。最初に私が挨拶し、その後に、チューターの須藤早紀さんが、手巻き寿司の食べ方を説明しました。そして、一息ついた後に、日本語クラスの学生で、今年、山形でのサマープログラムに参加したローラさんが、60数枚のパワポのスライドを用いて、山形での思い出を話しました。

 次に、山形大学について、山形大学に留学中で、たまたま帰省中のエレナさんが話してくれました。「山形の街は美しく、人は優しく、留学するなら絶対に山形大学ですよ。」と話していました。当初は、週に2回の日本語クラスを開催し、日本語クラスを維持してくれている、人文学部の院生のイエヴァさんにお願いしていました。彼女も1年間の山形大学留学経験があります。しかし、どうしても外せない大学院の講義があって、急遽、エレナさんがピンチヒッターに立ってくれました。

 その後、山形大学花笠サークルの四面楚歌の一員である、チューターの廣野秀幸君が、花笠音頭のテープに合わせて、花笠踊りを熱演しました。引き続き、日本語クラスの学生達も交じって、踊っていました。

 7時過ぎにパーティーを終え、後片付けの後に、「それでは散会」と言ったところ、チューターの1人が、「なぜ3階に行くのですか」と怪訝な表情で尋ねました。

セミナー室での調理。の画像
セミナー室での調理。

ロビーでのパーティ。の画像
ロビーでのパーティ。