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注目の研究農学

体の抗酸化能を高める機能性成分の探索

掲載日:2022.12.12

准教授 小林 翔(食品栄養科学

 常に体は様々な刺激により生じる活性酸素種に曝されています。過剰な活性酸素種は体に悪影響を与え、病気や老化、細胞死の原因になると考えられています。そのような活性酸素種に対して体は無防備ではなく、食事からの摂取や体内での合成により維持される抗酸化物質と多くの抗酸化遺伝子が協力して働くことで体の抗酸化能を高め、活性酸素種を消去し、体を保護しています。
 私は、動物培養細胞を用いて体に備わっている抗酸化物質を合成する働きや活性酸素種を消去する酵素の働きを活性化したり、活性酸素種を直接消去したりする食品成分の探索を行っています。将来は、見つけた成分が、生体の健康の維持・増進に働くかを明らかにすること共にそのような機能性成分を含む商品を社会実装していくことで、地域社会の活性化に貢献したいと考えています。

実験に使用している動物培養細胞の写真の画像
実験に使用している動物培養細胞の写真

細胞培養の操作風景の画像
細胞培養の操作風景

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