国際交流担当大崎教授の海外駐在記
鈴木杏さんのHUA日本語クラス報告
早いもので,ベトナムにいってからもうすぐ半年になります。振り返ってみると,このプロジェクトに参加していろんな意味で成長したなと感じます。 ハノイ農業大学(HUA)に行く前は,「安く海外に行けて,やりたかったことができて,自分の英語力も試せて,一石三鳥じゃん!!」という軽い気持ちだったのですが,向こうで過ごした約1カ月は,衝撃的なことばかりでした。伝えたいことがたくさんあるのですが,ここには特に印象に残っていることをランキング形式で綴りたいと思います。 第3位:挨拶をしたら友達!? 日本語クラスの後に,サッカーの応援に行ったり,カフェに行ったりしたのですが,そこで多くの学生に会いました。あまりに多すぎて私は覚えられなかったのですが,向こうから「こんにちは!自分のこと覚えてる?」と言われることがたびたび…。中には「自転車ですれ違った時に手振っただろ」と言っていた方もいて,ホントにフレンドリーな人が多いなと感じました。 第2位:日本ではできないことをやりました バイクに3人乗りをしたり,明らかに危険な道路を横断したりと,いろいろなことを体験したのですが,「これは私しか体験していない!」というものがあります。それは「迷子」です。日本語クラスの帰りに,ベトナム人の友達とチェーを食べてから別れたのですが,ゲストハウスへの道が分からなくなってしまいました。やさしい方が声をかけてくれましたが,私はベトナム語がわかりません。途方に暮れていた時にゲストハウスのお兄さんと遭遇し,無事におうちに着きました。これについては,パニックになった時に簡単な英語すら思い浮かばなかった自分に衝撃を受けました。 第1位:熱心なみなさん 一番の衝撃は,やはり日本語クラスのみなさんです。特に勉強熱心な方は,一緒に出掛けたり食事をしたりしているときも「これは日本語でなんていうの?」と尋ねてきました。年下の私がつたない英語で話すのを,一言一句ノートに書きとっているのを見て,自分の学習意欲のなさを痛感しました。また,毎日通ってくださるかたもいれば2週間に1回来る方もいたので,いろんな人に合った教材が必要でした。私の場合は,教えるネタがあまり準備できなかったので,残り時間が15分くらいになると「ここからはみんなが先生ね!今日やった日本語は,ベトナム語ではなんていうの?」と言っていました。そして,クラスが終わるとアイスを食べに行ったり,バレーボールをしたり,時には大学の講義を一緒に受けたりしました。みんなとはFacebookで繋がっているので,今でも時々おしゃべりをしています。 ほかにも書きたいことは山ほどあるのですが,最後にこれだけは伝えさせてください。大崎先生,安田先生,並びにこのプロジェクトに携わった皆様,本当にありがとうございました。この貴重な体験で視野広がり,精神的に強くなりました。 ケニアのプロジェクトも実現するようでしたら参加したいと思います。 |