○山形大学における研究倫理教育に関する指針
平成27年5月11日
制定
山形大学研究活動に関する行動規範委員会
山形大学の研究活動における行動規範に関する規程第20条に基づき,本学における研究者に対する研究倫理教育に関する基本的事項を定める。
1.研究倫理教育教材
本学における研究者への研究倫理教育教材は,「科学の健全な発展のために―誠実な科学者の心得―(日本学術振興会「科学の健全な発展のために」編集委員会)」(以下「学振教材」という。)又は研究倫理eラーニングコース(e-Learning Course on Research Ethics)(日本学術振興会)(以下「学振e-learning」)とする。
ただし,CITI―Japanプロジェクトe-learningプログラム(以下「CITI教材」という。)を導入している部局においては,学振教材又は学振e-learningに替え,CITI教材を研究倫理教育教材とすることができる。
2.履修方法
履修方法は,学振教材の通読,学振e-learningの履修又はCITI教材のe-learningの履修とする。
研究者は,一定期間ごとに研究倫理教育を履修しなければならない。
当該一定期間は,5年以内で各部局において定める期間とする。
3.履修確認方法
(1) 学振教材又は学振e-learningの場合
(ア) 研究者は,学振教材の通読を完了した場合は,別記様式1「研究倫理教育履修報告書」を配置(教員にあっては山形大学学術研究院規程第8条第1項に基づく主担当教員としての配置,その他の研究者にあっては所属をいう。以下同じ。)された部局の研究倫理教育責任者に提出する。
(イ) 研究者は,学振e-learningの履修をした場合は,同システムにより発行された修了証書を配置された部局の研究倫理教育責任者に提出する。
(エ) 研究倫理教育責任者は,前年度末時点の履修状況を別記様式2「研究倫理教育履修状況管理台帳」により5月末までに研究関係業務を担当する理事又は副学長(以下「研究担当理事等」という。)へ報告する。
(2) CITI教材の場合
(ア) 研究倫理教育責任者は,e-learningシステムにより履修状況の確認及び管理を行う。
(イ) 研究倫理教育責任者は,前年度末時点の履修状況をe-learningシステムから出力される帳票又はデータにより5月末までに研究担当理事へ報告する。
4.他機関からの採用者等に係る研究倫理教育の取扱いについて
本学採用前に在籍していた研究機関等において,2で定める研究倫理教育を履修した者は,学振教材の通読又はCITI教材の履修をした場合は前任の研究機関等が発行する証明書の提出を,学振e-learningの履修をした場合は同システムにより発行される修了証書を提出することで,本学における研究倫理教育を履修したこととみなすことができる。
5.その他
(1) 学振教材の入手方法
学振教材の入手にあたっては,日本学術振興会のホームページから倫理教材のテキスト版(PDFファイル)をダウンロードする。又は,倫理教材の書籍を購入する。
(2) 学振e-learningの登録方法
学振e-learningの登録にあたっては,個人登録又は各部局が団体登録する。
(3) 改正後の指針の適用
改正後の指針は,令和6年12月18日から適用する。