【講演】 霊峰「月山」を学ぶ
11月12日(水)・20日(木)・27日(木)
月山マイスターの児玉勝義さんと田中秀樹さん、そして地域教育文化学部の八木浩司教授による講演会が江南公民館にて3回シリーズで開催されました。
第1回目の11月12日(水)は、児玉勝義さんによる「月山・天空のお花畑」
月山の植物には豪雪による偽高山帯植生や、雪田植生といった特徴があります。高山の花・植物ひとつひとつに興味深い物語があり、講演後も多くの質問が寄せられました。
第2回目の11月20日(木)は、田中秀樹さんによる「死と再生」
出羽三山を巡ることは、この世を去りあの世に行き再び生まれ変わるという輪廻を味わうこと。西の「伊勢参り」に対して東の「奥参り」と言われるほどの一大信仰となり、江戸時代には年間数万人余りが参拝に訪れました。
第3回目の11月27日(木)は、八木浩司教授による「月山ジオパーク構想」
まずは先日起きたばかりの長野県北部地震について説明がありました。「大きな災害だが、私たちは自然の中で暮らしているのが現実」。月山は自然科学だけではなく多面的な学術研究対象の宝庫です。それを人に伝える喜びを観光を含めた産業振興にも結びつけていきたいと語ってくださいました。
どの講座も多くの方にご参加いただきました。講師の話に熱心に耳を傾けるみなさんの姿から、月山への関心の高さが伺えました。ありがとうございました。