留学状況
平成23年3月1日から7日、ニュージーランドに留学した。
・1日成田出発、2〜4日にクイーンズタウンに滞在、5日は移動日、6日にオークランドから出発して ワイトモ洞窟とロトルアに行き、7日に帰国した。
・2日はクイーンズタウン周辺にあるアロータウンを観光。
・3日にミルフォードサウンドに行き、原生林や甌穴、氷河地形を見学した。
・4日は乗馬とクイーンズタウンの街中散策。
・6日には、ワイトモ洞窟の鍾乳洞と土ボタル、ロトルアの間欠泉を見学した。
留学による成果・感想
アロータウン
アロータウンは近くを流れるアロー川で砂金が発見されたことから発展した町で、アメリカ西部の町を彷彿とさせる。ここでは特にジェイドファクトリーという店舗でヒスイを加工しているところを見学した。NZの土産物店には必ずヒスイの装飾品が置いてあるので、加工していた人に尋ねたところ、ヒスイはNZ南島の西海岸全体に産出すると教わった。
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ヒスイファクトリー(アロータウン) |
ワカティプ湖(クイーンズタウン) |
ミルフォードサウンド
ミルフォードサウンドに行く途中で原生林と甌穴を観察した。NZはかつて全体の7割が原生林に覆われていたが、今では僅か5%しか残っていない。原生林には熱帯地方でもないのにシダ植物が多く生えており、独特の景観をしている。甌穴は日本では見られない程その規模が大きく、圧倒された。ミルフォードサウンドについてからはクルーズ船に乗り、大地が階段状に削られた跡や、強風で舞い上がる滝などを間近に見た。
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ミルフォードサウンドに
向かう途中 |
間欠泉とシダ植物 |
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氷河地形(ミルフォードサウンド) |
U字谷(ミルフォードサウンド) |
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甌穴(クレーダウ川) |
ワイトモ洞窟と土ボタル
NZの南島は南極から分離してできた島だが、北島はそのずっと後に海底火山活動でできた島で、成り立ちが全く異なる。その為、鍾乳洞は北島にしかない。土ボタルは、実際は大きな蚊のような虫の幼虫で、粘着性のある糸を垂らし、発光して餌となる虫をおびき寄せる。その発光の仕組みはまだはっきりとは分かっていない。鍾乳洞の天井や内壁一杯に土ボタルが青い光を放っている光景はとても幻想的だった。
ロトルアの間欠泉
ロトルアの地下にも空洞が沢山あり、雨が降るとそこに水が溜まる。その水がマグマの熱で温められて、縦方向の穴から熱水が噴き出す。それを繰り返している為、1時間に1回程度、間欠泉が観察できる。風向きが悪いと水飛沫で何も見えないが、今回は良く見えた。辺り一帯に硫黄のにおいが立ち込め、間欠泉のある場所以外にもあちらこちらから湯気が立ち上っていたり、泥の池が蛙が跳ねるように沸騰している様子が観察できた。
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間欠泉(ロトルア) |
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