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理学部 石森  健太朗

イギリス研修レポート

 私は2012年8月30日から9月7日まで、イギリス(ロンドン・リバプール)に滞在した。滞在先にイギリスを選んだ理由は、@生きた英語に触れるA大英博物館、自然史博物館といった世界最高クラスの博物館を訪れる、という目的があったからである。また今回の滞在で、憧れだったプレミアリーグ観戦やTHE BEATLESの聖地を巡る旅も達成できた。
 大英博物館では、世界のあらゆる国から集められた膨大な量の展示物を見学し
た。すべてを観るのに半日以上の時間がかかった。展示物に圧倒されるばかりであった。日本の展示スペースもあったのだが、他国の展示物に引けを取らない興味深いものばかりで、改めて日本の良さを実感することもできた。
 自然史博物館は、大英博物館の自然史部門が独立してできた博物館である。ここでは化石標本や岩石、隕石などを主に見学した。その他にも動物や昆虫、植物の標本も多数展示されており、半日いても飽きることはなかった。特に岩石の展示スペースは圧巻の展示量であった。もう少し岩石の知識があればより面白かったと思う。
 ロンドンでは上記の二か所の他、バッキンガム宮殿やウェストミンスター寺院など、多くの名所を見学した。ホワイト・ハート・レーンで観戦したプレミアリーグは、雰囲気が最高で鳥肌が立った。アビーロードに行って、写真も撮ってもらった。
 また、ロンドンだけでなくリバプールにも滞在したのは、そこがTHE BEATLESの故郷だからである。リバプールでは、THE BEATLESゆかりの場所を巡るマジカル・ミステリー・ツアーに参加した。若いお兄さんのガイドは、リバプール訛りがきつかったが、非常に楽しそうに説明していた。PENNY LANEやSTRAWBERRY FIELD、四人の生家などを観て回った。リバプールには3日間滞在したが、音楽とサッカーの街、という印象であった。
 イギリスにはおよそ9日間滞在したが、当初の目的であった「生きた英語に触れる」という目的は、達成できたと思う。最初は相手が何を言っているのかよく分からなかったが、日を重ねるにつれ会話が成立していった(と思う)。また、イギリス人の優しさにも触れることが出来た。わからないことを聞くと必ず教えてくれたし、町で困った人がいれば、誰かが手助けしていた。確かに日本より治安は悪いかもしれないが、温かみがあるのはイギリスの方だと感じた。
 ロンドンとリバプールという2つの都市を回ったことで、それぞれの都市の特徴を肌で感じることもできた。ロンドンはまさに国際都市といった印象で、白人や黒人、中東の人からアジア系まで、さまざまな人種が混ざり合っていた。日本人も多くみられた。一方リバプールは、白人の割合が多く、ほかの人種はロンドンより少なかった。
 今回の滞在を経て感じたのは、もう少しリスニング能力があれば、ということであ
る。自分の言いたいことを伝えるのは、極論単語を並べるだけで出来ると今回分かった。ただリスニングに関してはそういかない場面が多々あった。これからはそこに重点を置いて、英語を勉強しようと思う。

アビーロード
タワーブリッジ

リバプールのマシュー・ストリート
(ビートルズが下積み時代を過ごした街)