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農学部  佐藤  彩美

ベトナムでの9日間

<留学状況> 
 ハノイ農業大学で自己紹介や大学、鶴岡の説明を英語でプレゼンテーションすると共に、ハノイ農業大学生、教授の研究発表を英語で聞いた。 そのあとハノイ農業大学生と一緒に昼食をとったり、構内を回りながら英語でコミュニケーションを取り国際交流を図った。
 ハノイ農業大学生と一緒にベトナム民族博物館を回り、英語でいろいろと説明をしてもらった。ベトナムで有名な水上人形劇を見物した。ハノイ市内のお店で買い物をしたときに、値段交渉をすることが一般的だということを知った。ベトナムの家庭にお邪魔しご飯をご馳走になり会話を楽しんだ。
 世界遺産のハロン湾に訪れた。 ハロン湾クルーズし、鍾乳洞の中に入ったり、ベトナムの綺麗な自然現象が起きている地形を見た。
 ベトナムの中でも農村地域であるナムディンを訪れた。 田畑では農業、川では漁業、家で鶏を飼ってすべてが自給自足であるということを学んだ。夕飯は農村の家庭でご馳走になり、農村での暮らしについての話を聞いた。
 メコン川で船に乗ったり、川でとれた魚を食べたり、養蜂したはちが作ったはちみつを食べたり、ベトナムの民謡を楽しんだりと、メコン川流域で大自然を満喫した。
 ベトナム戦争集結のシンボルである統一会堂、ベトナムに勝利をもたらしたクチトンネルに訪れた。クチトンネルでは、トンネルの中に入ったり、爆弾を見たりすることにより、ベトナム戦争の歴史に実際に触れた。
 

<成果・感想>
 この短期海外研修に行く前は、ただ漠然と海外に行ってみたい、周りの友達に留学している人が多かったために留学に興味をもち、良い機会だから行ってみようかなといった、わりと軽い気持ちであった。いざ参加してみると英語の重要性をひしひしと感じるとともに、自分の英語力のなさを実感した。ベトナムは英語圏でないからといった思いは一瞬にして消えたのである。同じ年月英語を学んでいるベトナムの学生と、日本の学生がこうも英語力に差があるのかと思うと、自分の英語に対する勉強の意欲を疑うものがあった。日本に興味がある学生と主に交流したのだが、日本のことを積極的に勉強していたり、私たちに簡単な日本語ではあるが話しかけてくれたりしたのにもかかわらず、ベトナム語は挨拶程度しか話せないし、英語に至っては十で言ってくれたことのうち、一程度しか返せない自分にとても悲しくなった。興味があればどんどん勉強するベトナムの学生に対し、私たちも短期海外研修に参加するくらいなのだから、英語に興味があるはずなのに、全くと言っていいほど英語ができないのである。今回の研修では、語学の勉強の姿勢について最もよく学んだ。また、聞き取れて意味が分かったとしても、それを返せるかというのもまた別問題で、コミュニケーションは相互の理解があってこそのものなのだなということを強く感じた。
 今回自分がうまくコミュニケーションを取れなかったことを踏まえて、もっと英語を勉強して、十で言ってくれたうち、十は返せなかったとしても、半分以上は返せるような英語力を身に付けたいと思う。そして、自分の英語力を磨いたのちにまた留学してみると、もっとコミュニケーションが円滑になり、もっと楽しくなると思う。今回の研修で、自分の英語力のなさは実感したが、絶望ではなくむしろもっと英語を学びたい、コミュニケーション取れるようになりたいといった前向きなものであったので、今回ベトナムに行ったことに満足することなく、次の留学に向けて準備したいと思う。