山形大学校友会
山形大学校友会事務局
 (山形大学エンロールメント・マネジメント部)
 〒990-8560 山形市小白川町一丁目4-12
 TEL 023(628)4867 FAX 023(628)4185
 
山形大学校友会活動状況
山形大学オフィシャルサイト交通アクセス・地図

人文学部 江本  洋祐

 私は、春季休暇を利用してロンドンに3週間、留学してきました。
 12時間という長時間のフライトを終え、ロンドンにつくと3週間にわたる滞在に対する楽しみや高揚感を感じると同時にすべて英語という環境でやっていけるかという不安も感じました。空港についてみるとなかなか出迎えのスタッフの方を見つけることができずにさらに不安が増しましたが、ロンドンの学校の方に声をかけていただき安心しました。その後、ホームステイの先の家族と対面し、私のロンドンでの生活が始まりました。
 学校の初日、バスと地下鉄を乗り継ぎ学校の最寄駅に着くと道に迷って困ってしまいましたが幸運にも学校の先生に「今週からくる生徒か?」と英語で声をかけられ、学校まで案内してくださいました。クラス分けテストを受け、実際にそのクラスに参加してみると国際色の強いクラスでした。授業の中心はペアワーク。外国人留学生の主張の強さに驚くとともに圧倒され、ここは海外であるのだと再認識。中でも、彼らはアウトプットする能力にたけていて、なかなか自分の意見を英語で思うように伝えることができない私とは対照的でした。一方で文法やリスニングに関してはあまり差がないように感じました。今後の課題は、現在持っている知識を会話の際にどのように生かしていくかということだと感じました。実際、日頃よく使う言葉や言いたいことを英語に直して書き留める作業をしてみると、会話がよりスムーズに進むようになって勉強に対するモチベーションがアップ。また、授業では、いつその文法を使うのか、会話の時にどういった応答をすればよいかなど、日本の授業ではなかなか学べないことを多く習い参考になりました。
 生活面では、ホームステイや観光を通して食文化や歴史などを体感しました。ホームステイ先の家族はとても親切な方々で、「家族にメールする?」「何か心配なことはない?」などと声をかけていただくなど、とても暖かく接していただきました。また、私の課題は会話能力であるとホストファミリーの方に話すと、ホストファミリーの方は「○○についてどう思う?」「日本はどういう国?」などと夕食の時に話しかけてくださり、会話を楽しみながら英語を学べました。多くのことを話しましたが、なかなか自分からホストファミリーに話かけることができなかったことが心残りに終わりました。その原因は、言いたいことを英語で表現する自信がなかったことと何より、自分自身にこのことについて話したいという話題を持っていなかったことにあるのだと感じました。これらのことを事前に調べておけばもっと会話は弾んでいたと思います。
 3週間という短い期間では、英語を完璧に使いこなせるようになるというのには無理があります。しかし、私の英語の能力は確実に向上したように感じます。また、今後の課題を知ることができたので、勉強を続けて英語を完璧に使いこなせるようになりたいです。加えて、全く知らないロンドンという土地で1人だけで3週間過ごすことには最初すごく不安を感じていました。しかし、その土地に行けたからこそ挑戦できたことも数多くあり、また、本やテレビからでは伝わらないロンドンという姿を見ることができました。最後になりましたが、今回の私の留学をサポートしてくださった山形大学の関係者の方々に感謝申し上げます。