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理学部  増田  有紗

国際学会での発表を終えて

 この度は、台湾で行われた学会でポスター発表を経験してきました。私のポスターを気にとめて質問してくださった方は、中国系の方が多く4名ほどいらっしゃいました。異なる分野の方からは予想していなかった質問が多く、また近い分野の方からは測定条件など実験内容の詳細を問うような質問がありました。複数の分野の方々から質問をいただけたため、研究内容をより客観的に把握するよう意識するようになりました。
 質問への回答についてですが、英語の表現については、作成した原稿の内容しか頭に入れていなかったため、伝えたいことが咄嗟に表現できず、内容を十分に理解していただけませんでした。語彙力が不足しているため、単語の学習については今後の課題にしていき、コミュニケーションをとる時に、文にならなくともまずは単語だけでも伝えることができるように努力していきたいと思います。
 また特にポスター発表に関して重要だと感じたことは、研究内容の大まかなあらすじをいかに端的に説明できるかということでした。聴く方は他にも多くの発表を聴いているため、丁寧に説明してしまうと、発表者の伝えたい肝心なポイントが伝わらないという可能性があります。発表時間は一般的に5分間程度なのですが、1分もかけずに内容を説明できれば、より簡潔で論旨を明確に伝えることができると思います。今回の発表では、この1分間用の原稿を作成していたのですが、それをうまく活用することができませんでした。今後このような機会があれば、原稿を作成し単調に練習するだけではなく、最も伝えたい部分を確実に英語で表現できるように練習していきたいと思います。
 このような貴重な機会を与えていただいたのに、他の方のポスター発表をじっくりと聴くことができず後悔していますが、目を引くようなポスターは見やすい配置で図を多く載せているものだったため、今後の参考にしていきたいです。
 反省点が多くなりましたが、私のポスターに興味を示してくださる方がいて、説明を熱心に聴いてくださり、また英語で議論できたことは私にとって非常に価値のある時間となりました。この度の貴重な経験を今後の研究へのモチベーションとし、また実験内容を客観的に見直して、日々の研究に取り組んでいきたいと思います。今後の国内の学会で、課題となることも明確になったので、克服していけるよう努力していきたいです。
 

学会会場の入り口にて
ポスター発表中に質問を受けている様子