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理学部  土田  颯人

国際都市ジュネーブと国際機関CERN

 今回、私はスイスのジュネーブにあるCERN(欧州原子核研究機構)に二週間滞在し、CERNの中で行われている山形大学の研究やLHC(大型ハドロン衝突型加速器)の研究内容について見学してきました。また、ジュネーブという国際都市の街並みや、雰囲気を感じることができました。
   物理の研修では、CERNで行われている山形大学のCOMPASS実験について近藤先生から、LHC実験についてはKEKの近藤薫先生から丁寧にわかりやすく説明していただきました。また、私の質問にもわかりやすくお答えいただき、それぞれが行っている実験内容について知識が深まりました。どちらの実験も巨大な実験装置が使われており、物理学者の他にも、多くのエンジニアの方々の協力があって成り立っているものだと感じました。
 ジュネーブでは、サンピエール大聖堂や国際連合本部など歴史のある建造物を見学することができました。国連本部では、今までに起こってきた戦争の歴史や、今国連が行っている活動などについても詳しく説明していただきました。今の生活の背景には必ず歴史があり、その歴史を知ることはとても重要なことだと改めて実感しました。 また、ジュネーブでは国際的なイベントのジュネーブモーターショーが開催されており、世界各地の有名な自動車会社の新車を見ることもできました。
 今回の研修で一番感じたことは、英語の重要性と必要性でした。今回、乗り継ぎの飛行機が予定通り行くことはなく、そのたびに飛行機のチケットを再予約しなければなりませんでした。帰りの飛行機の乗り換えでは、次の日まで飛行機がなく空港で一日過ごすことになり、その際も英語の重要性を身を持って感じました。もちろん、CERNの中でも英語は多く飛び交っていて、それぞれの英語に国の発音に特徴があり、とても貴重な体験をすることができたと同時に、多くの刺激を受けることができました。
 今回の研修から、スイスの文化や人々と触れ合うことができ人間として少し成長できたように思えます。英語の重要性を感じる事ができたと同時に、英語を勉強するモチベーションを高めることができたのでこれからも英語の勉強を続けようと思いました。
 物理ではまだまだ知らないことがたくさんあるので、これから勉強して知識を深めていこうと強く思いました。
 

近藤先生とKEKのスタッフのみなさん
COMPASS実験装置

ジュネーブ市内の路上チェス