山形大学校友会
山形大学校友会事務局
 (山形大学エンロールメント・マネジメント部)
 〒990-8560 山形市小白川町一丁目4-12
 TEL 023(628)4867 FAX 023(628)4185
 
山形大学校友会活動状況
山形大学オフィシャルサイト交通アクセス・地図

みどり樹通信第5号:山大応援団の皆さまからのメッセージ

  【寄稿】 『重量挙部OBの集い』をやりました!

 『重量挙部』、現在部がありませんので、馴染みがないかもしれません。現役学生部員がいなくなって20年近くになります。しかし、OB会は健在で部誌『バーベル』の発行や『OBの集い』を続けています。何よりもOBの皆さんは今も重量挙に情熱と熱い想いを持っています。
 部の創立は1954年(昭和29年)です。器具がなく鉄の棒にコンクリートの重りのバーベルで練習した逸話も残っています。当時山形県には重量挙の競技者がおらず、もちろん協会もなく、重量挙の盛んだった福島県から入学した故田中多喜男、故佐藤如男の2人が中心になって創部しました。その後山形大学が中心になって1955年山形県重量挙協会をつくりました。また、1955年(昭和30年)に全日本学生ウェイトリフティング連盟が設立され、参加は山形大学、慶応大学、明治大学、法政大学、中央大学ほかわずかな大学でした。翌年の1956年山形大学・慶応大学第一回定期戦が開催され、その後1984年(昭和59年)まで29年間続きました。『山形大学重量挙部』は山形県ウェイトリフティング競技の振興や学生ウェイトリフティング競技の草創期を支えました。

 今年久しぶりに『山形大学重量挙部OBの集い』が10月25日〜26日栃木県鬼怒川温泉で開かれました。平成23年に予定されましたが、東北大震災の発生で延期し6年ぶりの開催になりました。
 参加者は15名で皆さん元気なお顔を見せいただきました。昭和31年文理卒の武田恒哉さん(81才)はじめ昭和30年代卒が4人、40年代卒が11人、50年代卒が1人で、平均70才(昭和42年卒)でした。
 総会は物故者への黙祷から始まりました。和気あいあいの中にも懸案だった『山形大学重量挙部の復活』の話に入ると、当時の『重量挙部室』の写真(※)が油を注ぎ一気に熱気がこもった総会になりました。部復活の意義や現代の学生生活への必要性や昔の学生時代の練習や競技の思い出など、皆さん熱弁をふるいました。そして『学生の皆さんに呼びかけ現役部を復活させよう』が皆さんの共通した意見でした。
 懇親会は武田恒哉さんの乾杯でスタートし、全員が近況や当時の思い出などを報告し宴は盛り上がりました。中でも岡村純宣さん(昭和40年文理卒)からパワーリフティング埼玉県大会優勝(ベンチプレス70歳代クラス)の報告があり、上半身の肉体美を披露しました。連続腕立て伏せ50回の試技は歳を感じさせない迫力がありました。

 二次会も『重量挙部復活』が話題になり、熱い議論が夜遅くまで続きました。大いに語り合い、楽しい充実した『OBの集い』になりました。

 その後、さっそく、『復活プロジェクト』立上げることに決まり、再度大勢のOBで小白川キャンパスに、当時の『重量挙部室』を訪問することになりました。
 学生の皆さん、男子・女子問わず『ウェイトリフティング』に興味をお持ちの皆さん、ぜひ声をかけてください。皆さんの参加をお待ちしています。
 校友会の皆さま、ぜひ山形大学ウェイトリフティング部復活にご支援とご協力をお願いいたします。
 校友会事務局長の大沼さんにはたいへんお世話になりました。この場をお借りしてお礼申し上げます。

平成26年11月12日
                              鈴木和彦 (農学部45年卒)記




 ※現在ある当時の「重量挙部室」(小白川キャンパス)

部室外観

部室内(器具も一部は使える)

慶応戦初勝利
昭和43年の賞状も残っていました


昭和41年卒業生の寄贈姿見鏡が
壁に残っていた
(残念ながら割れていた)