■趣 旨

 本DVDは文部科学省の平成20年度「質の高い大学教育推進プログラム(教育GP)」に採択された山形大学の取組「学生主体型授業開発共有化FDプロジェクト」の成果物です。授業改善のための教材として開発しました。
平成21年、山形大学は6月にビデオ版『あっとおどろく大学授業NG集』を世に出し、社会の反響に驚きつつも、全国の大学の授業改善に活用していただいてきました。本DVDはその第2弾で、第1弾と同じメンバーで制作しました。

 現代の若者たちの気力や意欲の減退が、日本を含めた世界の先進主義国の重要な問題となっています。さらに、少子化や高度情報化社会の急速な進展により、若者たちの社会性やコミュニケーション能力の衰退も看過できる問題ではなくなってきました。望むと望まざるとに関わらず、若者たちはこれから益々肥大化していくグローバル社会の中で、様々な人たちと出会い、その人たちと一緒になって、豊かな社会の建設に取り組んでいかなければなりません。大学は、学問や技術修得、そして生きるための基盤となる意欲や積極性、コミュニケーション能力、リーダーシップ、課題発見・探究・解決能力等の人間力・社会人基礎力・ジェネリックスキルと呼ばれている能力群を、学生たちに身につけさせることが求められるようになってきました。
こうした能力は、これまでも講義やゼミなどを通して、学生から引き出し、高めてきました。しかしながら、成熟した社会と大衆化した大学においては、従来の座学だけでは、こうした能力を十分に引き出し、伸ばすことができなくなってきました。そこで、近年、大学は学生主体型授業等の新しい授業法を導入するようになってきました。
DVDは学生主体型授業を行う上で気をつけるべき10のエピソードを取り上げました。担当の教員がシナリオを書き、本人と学生が演技をしました。学生主体型授業でお困りの先生や、これから実践してみようとする先生のお役に立つことを願っています。

『学生主体型授業へのアプローチ』

ビデオ版 学生主体型授業へのアプローチ

あっとおどろく大学授業NG集

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学生主体型授業へのアプローチ
 グループに入れない学生がいる 
 グループの人数が多すぎる  
 オリエンテーションが大雑把  
 ディスカッションだけでは…  
 過 干 渉 
 グループの中に内職をしている学生がいる 
 時間配分の指示がないと… 
 授業外学習をしない 
 攻撃的なコメントは…  
 あっさりコメントでは…  
 
ビデオ版

※このストーリーはフィクションです。登場人物などは架空のものであり、
  実在の団体や人物とは一切関係ありません。
※本ビデオの無断での複製・使用を禁じます。

※教員及び学生等の様子は〈演技〉であり、実際の授業風景ではございません。