現代的教育ニーズ取組支援プログラム(現代GP)への採択

平成18年度採択

 文部科学省「現代的教育ニーズ取組選定委員会」において,「地域活性化への貢献(広域型)」及び「実践的総合キャリア教育の推進」のテーマに山形大学が申請していた下記2件の取組が,平成18年度の支援事業として採択されました。
 「現代的教育ニーズ取組支援プログラム」は,社会的要請の強い政策課題(テーマ)に対応した取組の中から,特に優れた教育プロジェクトを選定し,財政支援を行うことにより,これからの時代を担う優れた人材の養成を推進しようとするもので,国・公・私立の大学・短大等から565件の申請が出されていました。
 審査の結果,565件のうち112件の採択が決定されましたが,このうち,「地域活性化への貢献(広域型)」については94件,「実践的総合キャリア教育の推進」については176件の申請があり,面接審査を含む厳正な審査を経て,昨日の選定委員会で,それぞれ20件及び33件の採択が決定されたものです。
 本学のこうした取組が認められたことは,教育重視及び地域貢献を重要な目標の一つに掲げる本学にとりまして大きな活力につながるものと期待しているところであり,これを基盤として更なる飛躍につなげたいと考えているところです。
★テーマ −地域活性化への貢献(広域型)−
取組名 「エリアキャンパス未来遺産創造プロジェクト」
【概要】
 山形大学では,最上広域圏全体をキャンパスに見立てて教育・研究・地域貢献を展開する新構想「エリアキャンパスもがみ」を平成16年度に発足させ,地域の教育資源を活用した新たな教育活動を開始しました。本取組は,これを基盤とし,「自然と人間の共生」をキーワードに,大学と広域圏双方の人材育成と活性化を図るものです。
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★テーマ −実践的総合キャリア教育の推進−
取組名 「体験と実習を礎とする職業観形成法の確立」【工学部】
【概要】
 この取組は,“社会で輝くエンジニアの育成”を目指して,職業観の形成に向けた総合的キャリア形成プログラムを構築し,実施するものです。
 職業観の形成には,「自分・自己の理解」,「働くことの意味の理解」,「職業・仕事の理解」が必要との認識に立ち,これらを促進するのが狙いです。
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平成16年度採択

 平成16年度「現代的教育ニーズ取組支援プログラム」に申請していた以下の取組が採択されました。
 初年度の平成16年度には,国・公・私立の大学・短期大学等から559件の申請が出され,厳正な審査の結果,86件の採択が決定されています。
★テーマ −地域活性化への貢献−
取組名 「生涯医学教育拠点形成プログラム−包括的地域医療支援機構創設−」【医学部】
【概要】
 地域における医師の確保の問題に正面から取り組み,地域医療に大学医学部が貢献できる方法を研究し,その方法を提示する教育システムを作成すると共に,その教育システムを核とした「総合医学教育センター」を創設し,地域医療を担う地域中核病院及び地方自治体(県)と密接な連携を図ることによって,医師の生涯教育を充実し,地域医療を推進します。
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★テーマ −他大学との統合・連携による教育機能の強化−
取組名 「連携・共有する教養教育プログラムの開発 −県内高等教育の向上を目指して−」
【山形大学,県立保健医療大学,東北公益文科大学,県立米沢女子短期大,山形短期大学,羽陽学園短期大学】
【概要】
 本プロジェクト「地域ネットワークFD“樹氷”」は,山形県内の大学・短期大学の連携によって高等教育の機能強化を図り,県内の高等教育機関が共有する質の高い教養教育カリキュラムを開発し,単位互換を実施する取組です。山形大学が培ってきたFDモデルを県内の大学・短期大学に広め,共通フォーマットの学生による授業評価アンケートデータの共有化により,連携・共有カリキュラムを開発し,e-learningによる単位互換を目指しています。
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