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トップ > 特別寄稿(山大卒業生の先輩からのメッセージ)
山形大学で手にした私の財産 |
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奥山 大倫さん (山形県村山市出身) H26.3 山形大学人文学部法経政策学科 卒業 現在 山形県商工労働観光部 商業・県産品振興課主事
サークル活動が「ボランティア」と言えば聞こえはいいですが、私自身代表を務めているときも「誰かのために」といった思いを抱いた覚えはあまりなかったように思います。あのときは、「山形を盛り上げたい!」という熱い思いを持った青年会議所の兄貴たちと、全力で笑って、全力で何かをするということが、ただただ楽しくてしようがありませんでした。このときの「楽しんだもん勝ち」の精神は、今でも私を支える一番丈夫な柱になっています。 ここまで、サークルの話ばかりなので、少しだけ勉強の話も...私は、人文学部長の北川忠明先生の「政治理論ゼミ」に所属していました。ゼミでは、ガチガチの政治理論を学ぶだけでなく、現代の生きた課題をどのように考えるか、多方向的な見地から何が「正しい」のか考えることを学びました。この時の経験を日々の仕事に活かすには、まだまだ私の力不足は否めませんが、その場だけでない、先につながる知恵を授けてもらったように思っています。 いま私は、山形県職員として、商業振興業務を担当しています。採用、配属を経てまだ2年目ですが、毎日真剣に仕事に取り組んでいます。しかし、上司や先輩の仕事ぶりを見て、自分の未熟さに落ち込むことも少なくありません。大学時代からの親しい友人たちは、この2年で私の弱音を何回聞かされたか覚えてないくらいだと思います(笑)。そんな私ですが、山形県にもっともっと尽力できるでっかい人間になるという目標を達成するために、日々努力を重ねています。そのための下地は、山形大学で培ったと自信も持っています。仕事を通じて経験を積み重ね、もっと成長していきたいと思っています。 本寄稿は在学生の方にも読んでいただけるものと聞いておりますので、この場を借りて最後にエールを送らせていただきます。「何でもできる時間があること」がどれだけ幸せなことかを噛みしめて、やりたいこと、楽しいと思うことを「全力で」やってください。やったことがどんなことでも、それは自分の支えになってくれます。つらい時にも自然に頭に浮かんできて、ひきつった顔を笑顔に変えてくれます。そんな財産を山形大学でたくさん作ってください。皆さんの活躍に期待しています。
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