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トップ > 卒業生のひろば > 卒業生からの寄稿コーナー
「地域資源とは、まちづくりとは、」 佐藤 春花 さん (宮城県仙台市出身)
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小さい頃は、なにをして遊んでいましたか。 私は “秘密基地づくり”でした。アジサイの木の中や、冬は「かまくら」を作って日が暮れるまで中で遊んでいました。そんな子ども時代があったからか、気づけば建築の仕事を志していました。 山形大学に進学したのも、佐藤慎也先生の当時の研究内容に“ダンボールハウス”というのを見つけてこの研究室に入ろうと思ったのが決め手でした。 “ダンボールハウス”に子どもの頃の“秘密基地”を彷彿とさせたのもありますが、建物を造るだけではない建築の可能性と面白さを感じました。建築によって地域の賑わいに貢献できることは何かということを考えていたからもあります。 大学では建築の勉強をする傍ら、佐藤研究室の活動で主に岩手、宮城の三陸地域へ行っていました。活動のひとつにある「子どものまち・いしのまき」は、まちの仕組みの中で子どもたちがやりたいこと、なりたいものに挑戦しながら交流学習していく活動で、震災復興と地域活性化の一環としての取り組みです。私がそうであったように、子ども時代の“わくわく、どきどき、”が子どもたちの将来の糧になればと思います。
特に,印象的であったのは、「この活動に参加するとあの人に会える」「あの場所に行くとこの人に会える」といった声でした。 それゆえ、私にとって“地域資源”とは、その場所に集う“人”ではないかと考えるようになりました。人が集い、人がつながり、町を越えて県を越えてコミュニティを広げていくのだと思います。 私も、大学時代のつながりで卒業後も仙台で『こどものまちの活動』を続けています。そこで知り合った方の紹介で山形、宮城での活動にも手伝いに行くようになりました。
みなさんも故郷や山形に集うかけがえのない存在です。その集合が地域を盛り上げる活力になります。仕事でも部活でも遊びでも、自分なりに目一杯楽しんでください。 |