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2017年5月

 山形大学校友会による「大学間交流協定大学への派遣留学生校友会支援事業」の支援を受けて海外の協定大学で留学中の皆さんから提供していただいた現地での様子を紹介しています。今月も奥山詩帆さんから報告(第6回目)が届きました。

奥山詩帆さん(人文学部4年 留学先:サラマンカ大学(スペイン))<6>



 こんにちは。スペイン留学中の奥山詩帆です。

 今月は1週間の休暇(=Semana santa, Pascua:聖週間、復活祭)がありました。復活祭と書きましたが、イースターのほうが馴染みがあるでしょうか。スペインは多くの国民がキリスト教徒なので、この時期は学校や多くの企業の休暇があるそうです。そのため、観光地には多くの人が集まり、日本のゴールデンウィークやお盆のような感じになっていました。また、各地でキリストや聖母マリアの神輿を使った宗教行列が行われ、ニュースや新聞で毎日のように報道されていました。私は休暇を使って、ハンガリーとオーストリアを旅行しました。セーチェーニ温泉やシェーンブルン宮殿、イースター用に出ていた屋台に行きました。その後、サラマンカに戻ってから宗教行列を見ることもでき、とても充実した休暇でした。最近は、とても暖かくなっているので友達と川辺までピクニックに行きました。落ち着いた毎日を過ごせていると思います。

 私はスペインに留学に来た目的の一つとして「ヨーロッパの様々な国を訪ねる!」を挙げていました。これまで、スペイン、ポルトガル、ドイツ、フィンランド、エストニア、オランダ、ハンガリー、オーストラリアに行きました。北欧・中欧・西欧・東欧、同じヨーロッパでも全く違った街並み、食文化、音楽、歴史を持っており、どの国も魅力がたくさんありました。と言っても、主に各国の首都にしか滞在していないため、まだまだ知らないことは多いです。約1年の留学生活でどうしてここまで多くの国に行くことができているのか…。自己分析してみました。

 理由1: LCC等の活用
 ご存知の通り、ヨーロッパ(EU)諸国はシェンゲン協定を結び、人・物・サービスの移動を自由化しており、他国に行く際パスポートコントロール(出入国手続き)が必要ありません。そのため、航空業界にはLCC(格安航空会社)が多く参入し、格安の国際バスもあります。平日の安い時期は、スペインとイギリスを30€(=4000円程)で往復出来たりしちゃいます。これらを上手く活用して、1回当たりの旅費を節約するとさらに旅行に行けますね(^-^)
 また、ホステルやAirbnb、Couchsurfingを利用して宿泊費を節約しつつ、旅行先で交流関係を広げることもできると思います。ちなみに、私はホステルとAirbnbをよく利用します。

 理由2: 本当に行きたいところだけ行く
 私は旅行前に下調べをして、行きたいところをある程度決めてから行きます。時間を有効活用して、少ない時間で多くの物を見るためには必要なことだと思います。

 理由3: メリハリをつける
 日頃の勉強をコツコツと努力し、旅行の時はしっかり楽しむ。これは当たり前のことかもしれませんが、留学していなくても日常生活にも当てはまることであり、私は一番大事だと思っています。

 私の留学生活も残り2ヵ月となり、これまでたくさんの経験ができたと感じる一方で、時間がまだまだ足りないとも感じています。残りの期間も悔いなく、楽しみたいと思います。


サラマンカの宗教行列


セーチェーニ温泉


ハンガリー・春祭り(イースター)の屋台


暖かい日のピクニック


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