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留学生現地レポート(2017年11月)

 山形大学校友会による「大学間交流協定大学への派遣留学生校友会支援事業」の支援を受けて、海外の協定大学に留学中の学生さんから届けられた現地での様子を紹介します。
今回はエストニアに留学中の山本花織さんからの報告です。

 山本花織さん (人文学部2年  留学先: タリン大学(エストニア))



”international express”の時にエストニアブースでみんなで撮りました。
(筆者は左手前です)

 留学して約2ヶ月が経過しました。これまでの生活について報告します。

 1.生活面
私は大学から徒歩5分ほどの場所にある寮に住んでいます。寮は女子4人と男子4人で台所を共有していて、スペイン人がルームメイトです。寮での生活は快適ですが、やはり複数人で文化の異なる国の人と生活をするのは、大変です。もちろん楽しいですが、様々な場面で文化の違いを感じるので受け入れていかなければならないのは想像以上に負担が大きいな、というのが正直な所です。

 2.学習面
タリン大学はひとつの学期が二部構成のようになっており、今学期は11月から学期の後半が始まりました。4つ講義を履修しているのですが、前期は週に1日2つの授業があるというような生活でした。後半から残りの2つが始まり、今は週に4日授業がある生活になりました。履修科目は、ひとつがエストニアの文化についての講義で、残りは専門である政治や社会学にしました。バルト三国の政治やEUについての講義は、こちらでしか履修できない内容なので、良い勉強になっています。講義が始まった9月は、授業をパワーポイントで理解するという状態でしたが、最近では先生の解説も聞き取れる部分が多くなり、先生の解説を聞きながらメモをとるという作業が同時に出来るようになり、自分の成長を感じてうれしく思います。

 3.その他
タリン大学は留学生を積極的に受け入れていて、また留学生向けのイベントも多くあります。その中でも、自国の言語を教える”language cafe” では、先生として参加したり、自国の食文化を紹介する”international express” というイベントに参加して、焼きそばを紹介したりしました。ヨーロッパからの留学生は、日本についてあまり知らないので、そのような人たちに日本のことを少しでも知ってもらえる機会があるのは良いことだと思いますし、日本に興味をもってもらえるのは嬉しいことだなと感じています。

 また、旅行も楽しんでいます。日本から海外への旅行は飛行機を利用しなければなりませんが、エストニアからはバスやフェリーで他の国へ行けます。とても不思議な感覚がしますが、そのおかげで旅行に行きやすく週末にラトビアやリトアニアへ旅行したり、一週間ほどの秋休みではフィンランドとスウェーデンへ旅行したりしました。また、フィンランドとスウェーデンの旅行では、日本に留学したことのある現地の人との出会いがありました。どちらも偶然の出会いでしたが、おかげで二つの国についてよく知ることが出来、新鮮で楽しい旅行になりました。

 二ヶ月前タリンの空港に到着したときには、想像していなかった出会いや経験ができて留学をすることを決めて本当に良かったと感じています。英語については、生活では困らないくらいになってきましたが、授業での英語は、言語能力に加えて専門の知識も必要になるので、まだ苦戦しています。ですが自分の能力以上の環境に身を置くことは、自分の成長にとても大切だと考えているので、頑張ってついていきたいと思います。 残りの留学生活も、素敵な出会いや経験ができればと期待しています。 最後に少しですが写真を載せたいと思います。少しでも、こちらでの生活の様子が伝われば、と思います。



寮でのパーティの様子です。
出会って間もない頃で、これを機にみんなと打ち解けました。


旅先で出会ったフィンランド人とサーモンスープを食べている様子です。


寮の部屋から撮影しました。エストニアで晴れているのは結構珍しいです。


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