山形大学校友会
山形大学校友会事務局
 (山形大学エンロールメント・マネジメント部)
 〒990-8560 山形市小白川町一丁目4-12
 TEL 023(628)4867 FAX 023(628)4185
 
山形大学校友会活動状況
山形大学オフィシャルサイト交通アクセス・地図
トップ> メールマガジン > 山大生紹介 (「みどり樹通信」第12号)

 ここ鶴岡の地で

  農学部2年 簡野 あかり さん

 
大山犬祭での山大農学部おみこしガールズ

 鶴岡に越してきてから約2ヶ月が経ちました。一年次は地元宮城から小白川キャンパスに通っていたため、一人暮らしは今年度から始まった私ですが、食事や洗濯などを自分で行う生活にも大分慣れてきました。農学部は二年進級時に6コースに分かれます。私は植物機能開発学コースに進み、専門分野を基礎から学んでいます。昨年度は基盤教育ということで、教養科目が大部分を占めていたので、本格的に専門を学ぶのは今年度から。高校までの予備知識は有るものの、より詳しくなるので難しさはありますが、個性的な先生が多く、講義は面白いです。また、集中講義の一つに「キャリア形成論」という学外研修がありました。内容はコースごとに異なり、私のコースではリニューアルされたばかりの加茂水族館へ行き、工夫を凝らして展示された様々なクラゲを見てきたり、皆で汗だくになりながら羽黒山を登ったりという活動をしました。このような活動を通して、これから共に学んで行くコースの仲間と打ち解けるきっかけができましたし、鶴岡の歴史や魅力も少なからず感じることが出来ました。さらに、同じコースの3・4年生が歓迎会を開いて下さったりもしました。歓迎会の後には研究室の訪問もでき、研究室のことや先生のこと、大学生活のことなど夜遅くまで先輩方とお話しました。まだやりたいことが漠然としていて、進むべき方向が定まっていない私ですが、少しずつ明確にしていけたらと思っています。


 
   加茂水族館                    羽黒山五重塔


 農学部には留学生が多くいます。私は昨年度、大学のプログラムで夏にベトナム、春にはペルーへ行かせていただいき、「絶望的な英語をどうにかしたい」と考えるようなりました。そこで、留学生に日本語を教える代わりに英語を教えてもらったり、一緒にご飯を食べたりしながら、少しでも英語を使う機会を作るようにしています(といっても、なかなか成果は見られないのですが…)。留学生は皆とてもフレンドリーで楽しい方ばかりです。結構遠くにいるときでも、私の名前を呼んで手を振ってくれたり…(少し恥ずかしいけれど嬉しいものです)。そんな彼らから、日々良い刺激を貰っています。
 学外の活動として、先日ボランティアでお祭りのお手伝いをさせていただく機会がありました。そこで地域の方と一緒にお祭りの運営を行いながら、お客さんとしてやって来た地域の方とお話ししたり、美味しい孟宗汁をいただいたりして、とても楽しい経験ができました。私がどのくらいお役に立てたかはわかりませんが、「来年もぜひ来てくださいね。」と言っていただけたので、少しはお力になれたのではないかと思います。地域の方との貴重な繋がりが生まれた、5月の休日でした。
 鶴岡での生活は、まだ始まったばかり。少なくとも三年はお世話になるわけです。せっかく縁あってこの地にやって来たので、農学部キャンパスでしか出来ないこと、ここ鶴岡だから出来ることを存分に堪能したいと思います。


 
筆者の簡野あかりさん