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新2年生から新入生に向けた応援メッセージ〈No.1〉  
 
人文学部2年 早坂亮汰さん / 地域教育文化学部2年 館山裕夏さん


  新2年生から新入生に向けた特別寄稿をいただきました。

「新入生へ贈るこの1年」

                   人文学部人間文化学科 2年 早坂 亮汰さん
                                   (宮城県仙台市出身)

 山形大学に入学して1年。この1年を振り返ると、本当に様々な経験を積ませてもらった。入学直後は、新たな友人や大学での勉強、1人暮らしをすれば普段の家事まで、あらゆる不安や悩みが次々と生まれるだろう。
 私は実家通いなので家事の負担はなかったのだが、やはり大学生活には少々戸惑った。中学や高校とは大きく違うシステムで大学は動いている。

 例えば授業1つとっても、どんな授業をいつ受けるか、基本的に決めるのは全て自分自身である。もちろん大学からの説明はあるが、それはあくまで取扱説明書…。攻略本を手に入れるには、先輩方の話が必要不可欠だ。その1番の近道といえばサークルであろう。自分の学部・学科はもちろん、他学部の先輩や同学年の友人ができる大きなチャンスである(ちなみに私は陸上競技部に所属している。1年生のみなさん、ぜひグラウンドへ見学に!)。多くの部活動やサークルは、入学直後の新歓で個性的なアピールをしており、意外な発見があるかもしれないので、興味がなくとも色々な部活・サークルを見て回ることをオススメする。

 そして大学生活に慣れてきたら、アルバイトを考える人も多いのではないだろうか。現在の私の平日のタイムスケジュールは、1コマ目がある場合は、5時30分起床、6時45分~7時50分通学、8時50分~授業、16時20分~部活動もしくは17時~20時アルバイト、20時30分~21時30分帰宅、24時就寝といった具合だ。実家通いだとどうしてもそれなりに時間に拘束されてしまうが、それでも私なりに満喫した生活を送っているつもりである。実家生に限らず、空きコマの有効利用というのはかなり重要だと感じている。

 最後になってしまったが、私がこの記事を書くきっかけとなった、学生AAについて少し紹介したい。学生AAとは、簡単に言えば山大生と地域を繋ぐ手伝いをするのだ。私は山大生向けの合同企業説明会の運営補助をさせていただいたことがあるが、先輩方の人生の岐路に立ちあったのかもと思うとなんとも感慨深いし、企業の方とのお話は自分にとって新鮮そのもので、本当にいい経験になったと思っている(興味のある人は社会連携課へ!)。
 では1年生のみなさん、それぞれのキャンパスライフを楽しみましょう!




 「山大での一年を振り返って」

            地域教育文化学部・児童教育コース 2年  舘山 裕夏さん
                                     (岩手県一関市出身)

新1年生のみなさん、ご入学おめでとうございます。在校生の一人として、みなさんを歓迎しています。
大学生になるにあたり、一人暮らしを始めた方も多いと思います。
わたしは入学当初、大学生活と家事を一人でこなすことへの不安を感じていました。
不安からいつも実家に帰りたいと思っていました。
さまざまな不安と同時に、自分が山形大学に入学したことは間違っていたのでは…と思うこともありました。
第一志望ではなかった、難関大学に行きたかったというように、一人ひとり思いは異なると思います。
しかし、せっかく合格したのであり、どんなに落ち込んでもセンター試験に戻ることはできません。
山形大学に合格することが叶わなかった受験生がいることを忘れないでください。
そして、自身のこれまでの努力を自分で認めてあげてください。

大学生活は、高校生活ほど時間に追われていません。
講義が始まる時間が遅く、講義のコマ数も人それぞれになります。
専門の講義が多い日はハードに感じると思いますが、自由な時間も増えます。
ぜひ、高校時代に出来なかったことを楽しんでください。
わたしの周囲にもアルバイトをしている仲間が多いです。
わたしの場合は生活リズムを崩さないために、夜の遅いアルバイトはしていません。
学業やサークルを優先したい方は長期休暇にアルバイトをするのもオススメです。
私自身、スポーツ店のオープニングスタッフ、塾講師、お正月の巫女はとてもいい経験になりました。
また、地域教育文化学部児童教育コースに所属していることもあり、山形市内の児童遊戯施設で子どもたちと関わらせて頂いています。

入学直後の最初の試練は履修登録だと思います。
履修登録の際は先輩の意見を参考にしつつ、最終的には自分の意思で決めることができるといいですね。
そして、サークル選択は履修登録より迷うことでしょう。
先輩方は一年生を歓迎してくださっており、勧誘に圧倒されたことを覚えています。
アドバイスするならば、サークルは高校の部活とは全く異なります。行くのも行かないのも自由です。
やってみたいことがたくさんある方は、色々な活動に参加してゆっくり選択してみてくださいね。

私は山大のAAとしても活動しています。
こちらは学内のアルバイトの一種で、ほんの少しではありますが、大学の運営に関わることが出来ます。
AAになって間もないですが、先日、東京で行われたOB・OGセミナーに参加させて頂きました。
セミナーのお手伝いをさせて頂いたことで、幅広い世代の方と交流できました。
山形大学を卒業された方々の活躍を知り、自分には何ができるのか考えるきっかけになりました。

最後に先輩の一人として、新入生のみなさんに伝えたいことがあります。
それは、自分が与えられた場所でいかに充実した生活を送れるかが勝負ということです。
難関大学じゃないから、都会の大学じゃないから...と思っているうちは楽しい大学生活は送れません。
わたしもそうでした。
一人ひとり様々な思いを持って入学してきたとは思いますが、大学生活を送る中で山形大学に入学してよかったと思えることがきっとあります。
卒業するときにいい大学生活だったと思えたらいいですね。




注)アドミニストレイティブ・アシスタント(AA)制度
 大学運営スタッフの一員として働くAA制度とは本学独自のものであり、山大生の修学支援を目的に、学生が大学の企画、運営、社会連携などの補助スタッフとして働き、奨学資金を得る仕組みのことをいう。