山形大学校友会
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　米沢で始まった大学生活

　 　　　 　 　 　　　 　 工学部システム創成工学科　2年
　 　 　　　 　 　　　 　 　　　 　 　　　 　 　　平　春来里さん　（岩手県盛岡市出身）



雪菜イベントに参加した仲間達との集合写真
（前列左端が平さん）

　五月に入り既に初夏の香りも漂い始めました。新入生の皆さんは大学生活にも慣れてきたことでしょう。私は山形大学工学部システム創成工学科2年の平 春来里と申します。

　私が所属するシステム創成工学科では最初の1年を、専攻を決めずに大学で勉強します。 二年生から学ぶコースを決めるため初年度から工学部のある米沢キャンパスに通い始めました。授業は午後から始まることが多いため、一年生前期の午前中は図書館や国際交流ラウンジで過ごしました。

　私の高校時代には勉強したいことをなかなか絞りきることができず、もう一年専攻について考える時間を確保したいとの思いからこの学科を選びました。そのためこの一年は自分の視野を広げたいと思い様々な活動やイベントに参加しました。特に国際交流関係のイベントには積極的に参加しました。また学科の授業の一環として米沢を知るバスツアーや、一般の家庭にもお邪魔して夕食を一緒に食べるセカンドホームにも参加しました。

　それらを通して得られたのは“人との繋がり”です。普段の生活の中ですれ違う学生や地域の方々は皆同じように見えますが、自分の少しばかりの勇気でその方々の性格や経験を知ることができます。自分の周りには素敵な人がたくさんいるんだ、と気付くことができ、これまで出会った方一人ひとりが情熱を注げるものを持っていました。 残念ながら、私にはまだ熱くなって語れるものがありません。

　そんな時に「山形大学と交流する会」のAAという学生コーディネーターの存在を知りました。会員である企業様や地域の方々と学生との交流をお手伝いしながら、自分も地域の繋がりの輪の中に入りたいと思い、現在はAAのメンバーとして活動しています。大学での勉強で自分の情熱を注げるものを少しずつ積み上げながら、私も大学生の一人として米沢という地域の一員なのだという自覚を持ち続けたいと思います。

　新入生の皆さんにとっても、今年1年が自分のやりたいことや大切にしたいものについてじっくりと考える年になることを願っています。
　　 　

雪菜イベントでの交流の様子

工学部AAで栽培した雪菜