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 大学生活、就職活動を振り返って

      大学院理工学研究科(博士前期課程) 物質生命化学専攻 2年
                            荒井 みゆさん (山形県山形市出身)


 私が山形大学に入学してから、早いもので5年がたちました。私は山形市出身で小さな頃から山形大学を目にしており、思えばこの地と一緒に今まで成長してきたのだなと感じています。

 大学入学当初は、サークル活動や新しい友人との出会いなど、全てが新しく日々夢中で過ごしていました。大学4年になると研究室に配属され、研究活動に打ち込むようになりました。今まで例のないことを研究することの難しさや楽しさに魅かれ、様々な研究に挑戦してみたいと思い大学院進学を決めました。進学後は学部の頃よりも自分なりに工夫して研究することが求められるようになりました。学部の頃に感じた難しさとはまた違った壁に直面し、思うような結果が出ず悩む時期もありましたが、研究に対して自ら取り組む姿勢を身に着ける貴重な経験だったと感じています。

 そんな中、就職活動を始める時期になり、研究職に就きたいという漠然とした目標しかなかった私は具体的に何から手を付けるべきか悩んでいました。ある時、就職課のイベントでキャリアサポーターの活動について耳にしました。キャリアサポーターとは就職課が主催する学生団体であり、有志の学生が集まって企業訪問を行い、インタビュー内容を冊子にまとめて学生向けに発行することを目標とした活動を行うというものでした。私は学会発表を控えていたため、活動を続けられるか不安ではありましたが、就職活動において何か行動したいと思い活動に参加することを決めました。

 就職課の方々の助けをお借りしながらではありましたが、企業の方々と直接電話やメールでやり取りをしたり、限られた時間の中で訪問先が同じキャリアサポーターたちと一緒にインタビュー内容を考えたりすることは決して楽なことではありませんでした。だからこそ、就職活動への大きな自信をつけることができたのだと思います。

 就職活動を本格的に開始してからは、研究と就職活動の両立の難しさに苦労しながらもキャリアサポーターでの活動経験を活かし、第一志望の企業へ内定を頂くことができ、自分の中で納得した就職活動をすることができました。

 就職活動を始めるにあたって何をしたらいいのかわからない、うまくいかないという学生は少なくないと思います。この活動がもっと多くの学生に広まり、後悔のない就職活動ができる学生が増えてほしいと思います。

 私は現在、大学院修了に向けて研究活動を行っています。大学生活を送る中で、自分にとっての大きな悩みや苦労がありました。それでも今、迷わず自分の考えを持つことで進んでいけるのは家族や友人、お世話になった先生方など様々な人との出会いや支えの上に成り立っていることを改めて感じます。

 長いようであっという間だった大学生活も残り約半年となりました。いままでお世話になった方々に感謝の気持ちを忘れず、少しでも充実した生活を送れるよう努力していきたいと思います。

    

キャリアサポーターによる企業訪問の様子


研究発表を行う筆者