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 コミュニティを築く

                工学部機械システム工学科 2年
                            宮本 愛理さん (神奈川県横浜市出身)


 地元を離れ、一人暮らしをしてみたかったというのが山形大学を選んだ理由の一つです。実家はとても過ごしやすく、大学生になって外でのコミュニティが増えれば、家での手伝いどころか自己管理も何一つしなくなると考えていました。実際今でも長期休みに帰省すると家族に頼ってしまうことが多く、おそらくもし実家に残っていたら危惧していたことが実現されていたでしょう。その点で私の選択は間違っていなかったと言えます。実際この一年間の一人暮らしと大学生活を通して、必要にかられてという形ながらも、自己管理を学ぶことができました。

 また、大学の講義やサークル活動を通して、今までずっと苦手としていた私自身でコミュニティを増やすということにも挑戦することができました。学部学科の友人や、基盤教育の講義で知り合った他学部の友人、もちろんサークルの同期や先輩、今では後輩とも。私の希望だったとはいえ、いざ親元から遠く離れて知り合いすらいない知らない土地で一人暮らしをするとなると、やはり最初は不安でした。その中でこうしてコミュニティを築ける環境があったことはとても喜ばしいと感じています。

 私は5月頃からサークルに参加していたので、昨年度は主にまだ専門分野に入りきらない必修科目とサークル活動に取り組んでいました。約2ヶ月間ある長い大学生の夏休みですが、これもそのほとんどをサークルや芸術関連の課外活動などをして過ごしたため、退屈することがありませんでした。その間、帰省もあったことを考えるとむしろ忙しかった方でしょう。春休みも同じく、引越しとサークルに忙しく、とても充実した長期休みを過ごすことができました。

 私の所属する学科は2年の前期に必修科目を多く履修するため、1年時とは比較にならない課題と勉強の量が必要になります。成績を保つためはもちろん、将来やりたい研究のためにも専門分野の基礎知識をきちんと身につけていなければなりません。これからはより一層専門分野への理解を深めるとともに、今まで続けてきたサークルの活動も無駄にしないよう関わっていきたいと考えています。

 最後に、これから少なくとも4年間をこの大学で過ごす後輩の皆さんへ言いたいことがあります。多少人との交流や集団での活動が苦手であっても、自分なりのコミュニティを築くことが非常に大切だと私は考えています。いざという時に大きな助けになってくれるのは、いつも近くにいるとは限らない親族より、学校や放課後近くにいて一日の多くを共に過ごす友人や先輩、先生方です。大学生はほとんどが成人済みの立派な大人のはずですが、我々の立場としては猶予期間の只中にある学生であり、決して大人になりきってはいないということ、また、大人であっても一人では生きていけないことを心に留めておくべきなのでしょう。みなさんが無事に、充実した学生生活を送られることを望みます。

    

昨年度お花見にて


 学生サークル「演劇集団舞台工房」活動の様子