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 「高校生と大学生の協働活動」(鶴岡キャンパス)

      工学部システム創成工学科 4年
                 阿部 公一 さん(山形県酒田市出身)


 11月23日(金)に山形大学鶴岡キャンパスにおいて「学生による課題解決(大学生と高校生の協働活動)」が校友会支援事業の一環で実施されました。
 地域の活性化に寄与するため山形県内の地域の課題に大学生と高校生が協働でアイディアを出し合い、課題解決の糸口を探り、参加学生の地域を見る目を涵養することを目的として実施されました。
 参加学生の阿部公一さんから活動の様子を報告してもらいました。


地域課題についての資料作成風景(筆者は右側)

 私が「高校生と大学生の協働活動」の活動を知ったのは、地域活動で知り合った先輩に教えていただいたことがきっかけでした。高校生と一緒に地域課題について考えること、進路について話し合うという活動内容でした。私自身高校生の時に自分の進路について考える時間があまり取れず、地元の大学ということで山形大学への進路を決めました。今は周りに恵まれ、運良く充実した大学生活を送れていますが、進路についてもっと考えればよかったという後悔が残っていました。その後悔していることを話し、「高校1,2年生のうちに少しでも自分の進路について考えてもらいたい!」という思いから参加させていただきました。

 実際に活動に参加して、自分の進路について実現したい夢のために「今の自分が何を学ぶべきか」、「どの大学に行くべきか」を考えている学生もいました。しかし、大半の学生は自分の得意な科目(理系・文系など)をベースとして進学する学部を決めているようにでした。私の知り合いに「大学に合格することを目的」として勉強をしていて、いざ大学に入り、何をしたらよいか分からず大学に来なくなった人もいたので、「どの大学」で「何をしたいのか」まで明確に考える必要があると思いました。

 地域活動について考える時間では大学生1人に対して高校生4~5人の編成で、発表のために話し合いや資料作成を行ったのですが、都会のように便利なものを増やすという考え方ではなく、地域にあるものを活用して周辺地域に発信していくという内容が多く、どこに課題がありそれをどう解決するか、どういった効果が望めるのかなど論理的に考えられていました。高校生の柔軟な発想や思考力はとても勉強になりました。

 高校生と進路や地域について考えることは高校生だけでなく大学生にもキャリアを考える上で必要であると感じたました。このような活動をする機会が今後さらに増えたらいいなと思いました。     


掲載:2018.12.11