「高校生と大学生の協働活動」(鶴岡キャンパス)
地域教育文化学部地域教育文化学科 3年
佐藤 由惟 さん(山形県鶴岡市出身)
11月23日(金)に山形大学鶴岡キャンパスにおいて「学生による課題解決(大学生と高校生の協働活動)」が校友会支援事業の一環で実施されました。
地域の活性化に寄与するため山形県内の地域の課題に大学生と高校生が協働でアイディアを出し合い、課題解決の糸口を探り、参加学生の地域を見る目を涵養することを目的として実施されました。
参加学生の佐藤由惟さんから活動の様子を報告してもらいました。

活動の様子(筆者は右側)
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「地元のこと意外と知らない…。」
2018年11月23日(金)、農学部キャンパスにて庄内地域の高校生30名と、4つのキャンパスから集まった県内出身大学生9名が8グループに分かれて、地域の課題解決をテーマにグループワークを行いました。その中で、同じグループの高校生たちから出た言葉でした。
現在、多くの地域で若者の“地元離れ”が問題視されています。今回の活動ではその問題である“地元離れ”をテーマにして、庄内地域の学校に通う高校生と共に、同じ庄内出身として、地元に対する思いを交わし合いました。その中で私たちのグループが最終的に辿り着いた課題は、「地元のことを意外と知らない」ことでした。同じ庄内でも、住む地域が少し異なるだけで、特色ある行事やイベント、お店など知らないものがたくさんありました。地元のことを知っているようで、何も知らなかったのです。そういった現実に向き合い、自分の周りの当たり前にあるものを客観的な視点から見つめることで、その良さに初めて気づくことができました。そしてその良さを多くの人に伝えたいと思いました。それを実現するために、まずは自分たちが地元を知る必要があります。自分たちだからこそできることは何かを考え、学生ならではの視点からユーモア溢れる様々なアイディアを出すこができました。
日常において地元について考える機会は少ない。だからこそ、今回の活動を通して、当たり前になっている自分の周りを改めて知ることで、また違った新たな捉え方ができるのです。そんな貴重な経験ができた活動でした。私も大切な地元である山形県を守るために、何ができるのか考え、積極的に地域の活動などに参加していきたいと思います。 そして機会があれば、ぜひまたこのような活動に参加させていただきたいと思います。
掲載:2018.12.10 |