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 「大学生と高校生の協働活動」(小白川キャンパス)

    地域教育文化学部地域教育文化学科 4年
               安孫子 知樹 さん(山形県天童市出身)


 2018年12月23日(日)に山形大学小白川キャンパスにおいて「学生による地域の課題解決支援プロジェクト(大学生と高校生の協働活動)」が校友会支援事業の一環で実施されました。
 地域の活性化に寄与するため山形県内の地域の課題に大学生と高校生が協働でアイディアを出し合い、課題解決の糸口を探り、参加学生の地域を見る目を涵養することを目的として実施されました。
 参加学生の安孫子知樹さんから活動の様子を報告してもらいました。



みんなの山形を考える

 今回は、村山・最上地区の普通科に通う高校生27名と村山・最上地区出身の大学生10名が参加しての活動となりました。参加した高校生に話を聞いてみると、将来の進路が明確な生徒もいれば、進路はまだ考えていない生徒もおり、一人ひとりの置かれている状況は様々でした。
 
 その中で始まった今回の活動。午前中は、「先輩新聞」を作るという内容でした。高校生が大学生を取材し、取材した内容を基に新聞を作り、発表するというものです。私も「高校時代の勉強法」「大学生活」「将来の夢」など様々な事を聞かれました。これまで見直すことのなかった視点から自分自身を見つめ直し、高校生に自らを語るという貴重な経験をすることができました。

  午後の活動は、「みんなの山形を考える」です。「残りたくなる山形にするには?」、「他県の人が暮らしたくなる山形にするには?」という二つの視点から課題解決に努めました。大学生だからこそ出る考えや、高校生だからこそ出るアイデアもあり、非常に活発な話し合いとなりました。自分にはない考えを他者から取り込み、自らの思考や視点を広げることは、高校生にとって有意義な課題解決になったのではないかと思います。この活動が終わった時、ある高校生が「疲れたぁ」と呟いていました。脳が疲れるまでフル回転させる経験は、高校生にとっても大学生にとっても一生の財産になったと思います。

 私は春から中学校の教員として働きます。今回「大学生と高校生の協働事業」に参加させていただき、改めてキャリア教育の大切さ、大学と高校が連携をしていくことの大切さを実感しました。このような高校生と大学生の交流は、双方にとって刺激的で非常に効果のあるものだと確信しました。もっとこのような機会が増えていってほしいです。そして高校生だけでなく、中学生と大学生が交流できるような機会も実現できればと思います。  
   

ポスター発表


大学生との懇談会


掲載■2019.1.10