海外語学研修で学んだこと
待ちに待ったロンドン。午前中は様々な国籍のクラスメイトと英語を学び、午後はクラスの友達とロンドンを観光し、クラスの休みを利用してパリにも足を運ぶ、といった具合に大変充実した毎日を過ごしました。
語学研修の当初、現地の人が話す英語はある程度聞き取れるにも関わらず、自分の口からは英語が全く出てこないことが悔しくてなりませんでした。それでも、一週間、二週間と過ごす間に、少しずつ英語が話せるようになってきたことを感じます。家にいる時間や通学時間にはその日のクラスで話すことを考えたり、ホストファミリーにその日の出来事をどのように話すかを考えてみたり、そういった作業を繰り返すことで英語が上達するのだと思いました。語学学校の先生は、”TOEIC IS NOT ENGLISH”と言います。TOEICはリスニングとリーディングのテストであってスピーキングの能力は全く試されていません。実際にロンドンに来て、英語でなかなか気持ちを伝えられないという事実に直面したからこそ、この先生の言葉はとても印象的でした。
また、渡航をするにあたり、応援してくれた仙台の両親には大変感謝しています。ロンドンは寒いだろうからと、大量のカイロを持たせようとしてくれた母。当初は渡航に反対していたものの、私のために大きなスーツケースを買ってくれた父。加えて、私がロンドンに滞在している間に起こった東日本大震災のときも、ライフラインさえない中で頻繁に連絡をくれたり、成田空港から仙台までの帰りの交通手段を確保してくれたりと、本当に頭が上がりません。私の両親は海外に一度も行ったこともありませんが、私はいつか両親と海外に行きたいと思いました。
そして、語学研修の機会と金銭面でのご支援をくださった山形大学の皆さま、本当にありがとうございました。今回の経験を糧に、今後は英語学習により一層励もうと思います。
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