海外語学研修で学んだこと
「自分の英語力を伸ばしたい」「多様な文化に触れたい」そんな思いを胸に、カナダのトロントへ旅立ちました。研修先の候補としてはバンクーバーもありましたが、より日本人の少ない環境に自分を追い込もうと考え、この地を選びました。
期待に胸をふくらませて登校したものの、最初は苦しみの日々でした。文法の説明やリスニング活動は理解できたものの、学生同士のディスカッションにはなかなかついていくことができませんでした。サウジアラビア、メキシコ、ブラジルなどさまざまな国から来た学生が話す多様な英語が理解できなかったからです。また彼らがテーマに選んだ社会問題に関する考えや語彙力が不足していたのも原因です。しかし落ち込む私にホストマザーが、「失敗を恐れずに積極的にトライすることが大事」とアドバイスをしてくれました。それからジェスチャーを交えながら話したり、分からないことは何度も聞き返したりしました。その結果、相手の考えがすべて理解できるところまではいかなくとも、だいたい意思疎通できるようになりました。いつも耳にしている英語がすべてではないということ、そして型にはまった英会話がすべてではないことを学びました。
週末には、学校の友達とモントリオール、ケベックシティ、オタワと２泊３日で旅行してきました。それぞれヨーロッパを思わせる歴史ある素敵な街で、トロントとは全く違った雰囲気を持っていました。ハードな日程でしたが、フレンチカナダを満喫することができました。
高緯度に位置する国ですから当たり前なのかもしれませんが、滞在中は雪や曇りの日が多く、予想以上に寒い思いをしたことが印象に残ります。
今回は２週間という短い期間でしたが、私にとってはすべてが貴重な経験でした。今後はこの研修で学んだことを活かして英語力を伸ばしていきたいと思います。そしていつの日かカナダを再訪できたらと願っています。最後にこの機会を与えて下さった関係者の方々に深く感謝いたします。
|
